国会の
会期末を
3日後に
控え、
NHKの
日曜討論で、
立憲民主党は、
安倍内閣に対する
不信任決議案の
提出に
向けて
調整に
入りたいという
考えを
示しました。
これに対し、
自民党は、
提出されれば、
否決する
方針を
示すとともに、
衆議院解散の
大義になり
得ることは
否定しないとして、
けん制しました。
立憲民主党の
福山幹事長は、「
参議院では、
参議院選挙の
前ということで、
安倍総理大臣に対する
問責決議案を
提出した。24
日、
野党側の
幹事長・
書記局長会談を
開催し、
立憲民主党としては、
内閣不信任決議案の
提出を
提起したい。
そして、
野党の
党首会談の
開催を
お願いする
予定になっている」と
述べました。
国民民主党の平野幹事長は、「国会軽視がひどくなっており、2000万円の問題でも前代未聞の行為が行われている。野党がしっかりまとまって、緊張感ある国会にしていないところに大きな起因があるのではないか。緊張感を持った対応をすべく努力していきたい」と述べました。
共産党の小池書記局長は、「内閣不信任決議案などについては、党首会談で、よく確認すると聞いているので、野党でよく相談し、結束して臨んでいくことが大事だ。政治に希望と安心を取り戻す最終盤の戦いで安倍政権に退場を迫っていきたい」と述べました。
日本維新の会の馬場幹事長は、「参議院では、他の野党と足並みをそろえ、予算委員長の解任決議案に加わったが、麻生大臣は解任するまでのことではないだろうと、戒告決議案という対応をした。今後も是々非々の立場で対応していきたい」と述べました。
社民党の吉川幹事長は、「安倍総理大臣は、大切なことを説明したいのであれば、予算委員会を開けば、いくらでも時間はある。それを避けたのは問題で、不信任に値する」と述べました。
自民党の萩生田幹事長代行は、「今の国会は当初の目標がクリアできつつあるので、予定どおりに閉会を目指したい。与党は内閣の仕事ぶりを高く評価しているので、不信任決議案が提出されれば、粛々と否決していく。そもそも内閣不信任決議案は、時の政権に対し、野党がノーを命懸けで突きつけるものだと思っているので、出されれば衆議院解散の大義になることは否定しない」と述べました。
公明党の斉藤幹事長は、「重要な法案は、すべて野党の協力もいただいて成立させることができ、成果のあった国会だと思っている。われわれは、内閣不信任決議案などを出される正当な理由はないと思っており、もし提出されれば、粛々と否決していくのみだ」と述べました。