去年7月の
西日本豪雨から
もうすぐ1年です。28
人が
犠牲となった
広島県呉市で、
災害の
記憶を
後世に
伝え
亡くなった
人を
追悼しようと
石碑が
建てられました。
石碑は、
去年7月の
豪雨による
土砂崩れで、
住宅など10
棟が
倒壊し94
歳の
女性が
亡くなった
呉市の
冠崎地区に
設けられました。
30日は、住民などおよそ30人が集まり、土砂崩れが起きた場所で除幕式が行われ、黙とうをささげたあと、石碑を寄贈した地元の造園会社に自治会から感謝状が贈られました。
この地区では、西日本豪雨の前にも大雨による土砂崩れがたびたび発生していて、石碑のそばに設置された看板には、過去に起きた災害の状況が細かく記録されています。
災害を伝える石碑などは、「自然災害伝承碑」と呼ばれ今月には新しい地図記号も制定されていて、地元の自治会ではこの石碑を通じて災害の教訓を後世に伝えたいと考えています。
冠崎地区の山岡秀幸自治会長は、「亡くなった方の追悼や今後、自然災害がないことを願って石碑を設けました。ふだんから雨量を確認し住民に避難することを呼びかけていきたいです」と話していました。