この男性は、自宅の周辺に水がたまってきたため、駐車場の車を安全な場所に移動させようと運転していたところ、わずか数十メートル走る間に急に水位が上がったといい、そのときの様子について「車が道路から浮いたのがわかった」と証言しています。
男性は、危険を感じて車をおりようとしましたが、水圧のためドアを開けることができずに窓から脱出し、その時の水位は、腰の高さほどまであったということです。ことし5月に購入したばかりだという車はいまもその場に残されたままで、男性は「身の危険を感じました。まさかこんなことになるとは思いもしませんでした」と話していました。
「水が刻一刻と増えていく」
飯山市で事務所を構える浦野泉さん(47)は、事務所の2階に住む80代の両親から川の水位が上がっているという連絡を受けて、13日の午前7時前に長野市の自宅から駆けつけました。
その時にはすでに事務所の周辺の道路は冠水し、事務所も20センチほど浸水していたということです。
急いで事務所の重要な書類やパソコンなどを上の階に移す作業を始めましたが、「水は、刻一刻と増えていくという感じで、2~3時間後には1メートルの高さまで上がってきた。『まずいな』と思って2階に逃げた」と証言しています。
その後、水位は事務所の屋根のひさしに迫るほどまでに上がってきて、浦野さんは消防のボートが救助に来たタイミングで、2階の窓から両親を抱きかかえてひさしに下り、ようやく助かることができたということです。
浦野さんは「水位が上がっていたため、本来であれば逃げなくてはいけない状況だったと思うが、作業を優先して逃げるのが遅くなってしまったと反省している。怖かった」と話していました。