台風19
号の
際、
相模原市の
城山ダムで
緊急放流が
行われたことを
受け、
神奈川県の
市長会と
町村会は
迅速な
連絡体制の
構築などを
求める要望書を
黒岩知事に
提出しました。
神奈川県は
今月12
日、
台風19
号により
水位の
上昇が
予想された
相模原市の
城山ダムで、
流入する
水をそのまま下流に
流す「
緊急放流」を
行い、
下流で
大きな水害が
発生する
おそれが
あるとして、
流域の
8つの
市と
町に
警戒を
呼びかけました。
その際、県が午後10時の放流を発表したあと、想定以上の雨が降ったとして急きょ午後9時半に前倒しして緊急放流が行われ、放流とほぼ同時に自治体への連絡や県民への発表を行う事態となりました。
これを受け23日、県内の市長会と町村会の代表が県庁を訪れ、黒岩知事に対し人命に関わる事案に迅速に対応するための連絡体制の構築や、氾濫などの危険性を早急に把握するための情報提供や監視カメラの増設などを求める要望書を提出しました。
市長会の会長を務める小林常良厚木市長は「放流の情報は事前に伝えてもらえたが、より細かな情報のやり取りをさせてほしい」と伝え、黒岩知事は「最後の連絡が放流の直前や直後になったことは申し訳ない」と応じ、情報の開示や共有の在り方を改めて検討していく考えを示しました。