地球温暖化対策を
訴える16
歳の
活動家、グレタ・トゥーンベリ
さんが、
環境問題への
取り組みをたたえる
国際的な
賞を
断ったことを
明らかにし、
賞の
授与ではなく
具体的な
行動で
温暖化対策に
貢献してほしいと
呼びかけました。スウェーデンの16
歳、グレタ・トゥーンベリ
さんは
地球温暖化対策を
訴える取り組みで
世界中の
若者らに
影響を
与え、ことしのノーベル
平和賞に
名前があがる
など、
その活動が
注目されています。
こうした中、グレタさんは29日、北欧の国々が参加する政府間組織が環境問題に貢献した人物や企業に贈っている賞の受賞を、断ったことを自身のインスタグラムで明らかにしました。
この中でグレタさんは、「私たちにはもう賞は必要ありません。必要なのは、政治家や力のある人たちに科学に耳を傾けてもらうことです」として、賞の受賞よりも政治家らに行動を促すことが重要だとしています。
さらに、「北欧の国々は気候や環境の問題で高く評価されています。しかし、実際に人口の1人当たりが環境に及ぼしている影響をみると話は別です。あなた方が科学にしたがって行動しないのであれば、この賞と賞金は受け取らないことにしました」として、具体的な行動で温暖化対策に貢献してほしいと呼びかけました。
これに対してインターネット上では若者を中心に、「政府が変わらないのであれば賞を受け取るべきでない」などと、グレタさんをたたえる声があがっています。