3日午前11時半ごろ、小豆島町の観光施設「道の駅小豆島オリーブ公園」にイノシシが現れ、観光客を次々に襲いました。
高松市の59歳の女性と、友人で香川県土庄町に住む59歳の女性がイノシシに体当たりされて、ももやひじにけがをしました。
また、300mほど離れた「小豆島オリーブ園」のオリーブ畑でも、中国から観光に訪れていた39歳の男性が足や手をかまれたということです。
3人は病院に搬送されたということで、けがの程度は分かっていませんが、意識はあるということです。
町や警察によりますと、イノシシは体長およそ80センチで、3人を襲ったあと山のほうへ逃げたということです。
現場は島で人気の観光施設で、3年に1度の「瀬戸内国際芸術祭」が開催されていることもあり、大勢の観光客でにぎわっていたということです。
紅葉が見頃になる毎年11月に観光のピークを迎えるということで、町は防災行政無線で注意を呼びけるとともに、町内に設置しているイノシシの防護柵を緊急点検したり、地元の猟友会と捜索したりして対策を進めています。