富山県によりますと、7日午前11時の時点で県内では氷見市で5100戸、小矢部市で28戸が断水し、生活への影響が続いています。
「氷見市ふれあいスポーツセンター」には7日時点で50人余りが避難していますが、湯船とシャワーがある浴室は断水の影響で利用できませんでした。
その後水道が復旧したため、この避難所にいる人を対象に浴室が7日から無料で開放されることになり、初日は午前に女性、午後に男性と時間を分けておよそ30人が風呂に入りました。
浴室は1度に3人ずつ、20分間利用でき、タオルやドライヤーも使用できます。
この施設に避難している早川和人さん(66)は、地震のあと初めて風呂に入ったということで、ほっとした表情で湯船につかり、長引く避難生活の疲れを癒やしていました。
早川さんは、「1週間ぶりに風呂に入り、体がすっきりしました。元日は気持ちが最悪の状態でしたが、少しずつよくなっています。前向きに過ごしていきたいです」と話していました。
浴室は8日以降、この施設で避難している人を対象に午後2時から2時間程度、偶数の日は女性が奇数の日は男性が利用できるということです。