携帯電話の
契約先を
乗り換える際、ネットで
手続きをすれば、
手数料は
無料と
なるルールが
正式に
決まりました。
乗り換えをしやすい
環境を
整え、
携帯電話会社どうしの
価格や、
サービスの
競争を
促すことがねらいです。
携帯電話料金の
引き下げに
向けて、
事業者間の
競争を
促す方策を
検討してきた
総務省の
有識者会議は、23
日の
会合で
手数料などに関する新たな
ルールを
盛り込んだ
報告書を、
正式に
取りまとめました。
この中では、携帯電話の番号はそのままで、契約先の会社を乗り換える際、現在は3000円となっている手数料を、ネットで手続きする場合は無料に、店頭で手続きした場合は1000円以下にすることが適当だとしています。
また、他社への乗り換えを希望する利用者の引き止めを禁止することなども盛り込まれています。
総務省は、この報告書にもとづいて、関連する指針を改め、来年春から適用される見通しです。
会議で武田総務大臣は「低廉で多様なサービスが提供される環境を整備することは、重要な政策課題だ」と述べるとともに、契約先の会社を乗り換える際に、カードの差し替えが不要な「eSIM」を推進することなどを盛り込んだ「アクション・プラン」を、来週にも公表する方針を明らかにしました。
総務省は一連の政策によって、携帯電話会社どうしの価格やサービスの競争を促し、料金引き下げにつなげたい考えです。