Báo tiếng Nhật: 長野善光寺「びんずる尊者」車の中から見つかる容疑者逮捕

長野ながの善光寺ぜんこうじ「びんずる尊者そんじゃ」車しゃの中なかから見みつかる容疑ようぎ者しゃ逮捕たいほ

Apr 5, 2023 16:04

Furigana

5日にち朝あさ、長野ながの市しの善光寺ぜんこうじにある「びんずる尊者そんじゃ」の木像もくぞうが本堂ほんどうから盗ぬすまれ、その後そのご、60キロほど離はなれた長野ながの県けん松本まつもと市内しないの車くるまの中なかから見みつかりました。警察けいさつは車くるまに乗のっていた熊本くまもと県けんの34歳さいの容疑ようぎ者しゃを逮捕たいほし、詳くわしい状況じょうきょうを調しらべています。

5日にち午前ごぜん8時じ40分ふんすぎ、長野ながの市しの善光寺ぜんこうじの本堂ほんどうにある、釈迦しゃかの弟子でしの「びんずる尊者そんじゃ」の木像もくぞうが盗ぬすまれているのを、善光寺ぜんこうじの関係かんけい者しゃが見みつけて警察けいさつに通報つうほうしました。

像ぞうは本堂ほんどうの台座だいざの上うえからなくなり、寺てらの防犯ぼうはんカメラには像ぞうを運び出はこびだす人物じんぶつの映像えいぞうがうつっていたということで、警察けいさつはこの人物じんぶつの行方ゆくえを捜査そうさしていました。

そして5日にち午前ごぜん、松本まつもと市内しないで特徴とくちょうのよく似にた人物じんぶつが車くるまを運転うんてんしているのを見みつけて調しらべたところ、車くるまの中なかから「びんずる尊者そんじゃ」の像ぞうが見みつかったということです。

警察けいさつは、車くるまを運転うんてんしていた熊本くまもと県けんの森本もりもと晋すすむ太郎たろう容疑ようぎ者しゃ（34）を像ぞうを盗ぬすんだ疑うたがいで逮捕たいほしました。

調しらべに対にたいして容疑ようぎを認みとめているということで、警察けいさつは像ぞうを盗ぬすんだ動機どうきなどについて詳くわしく事情じじょうを聴きくことにしています。

「びんずる尊者そんじゃ」は

善光寺ぜんこうじのホームページなどによりますと、盗ぬすまれた「びんずる尊者そんじゃ」は木像もくぞうで、本堂ほんどうに入はいってすぐの場所ばしょの台だいの上うえにありました。

釈迦しゃかの弟子でしでなでるとその部位ぶいの病気びょうきが治なおるという信仰しんこうがあり、「なで仏ぼとけ」とも言いわれ300年ねん以上いじょう多おおくの人ひとになでられてきました。

像ぞうの傷いたみが進すすんだことから2009年ねんには、善光寺ぜんこうじの御ご開帳かいちょうを前まえに東京とうきょう芸術げいじゅつ大学だいがく大学院だいがくいんで修復しゅうふくされていました。

また、毎年まいとし1月つき6日にちの夜よるにはその1年ねんの無病むびょう息災そくさいを祈いのって「びんずる尊者そんじゃ」を引き回ひきまわす「びんずる廻まわし」という行事ぎょうじが行おこなわれます。

参拝さんぱい者しゃ「会あえなくて残念ざんねん」

びんずる尊者そんじゃがあった善光寺ぜんこうじの本堂ほんどうの中なかには「諸しょ事情じじょうにより本日ほんじつびんずる尊者そんじゃはお参おまいりできません」という紙かみがはられ、像ぞうが置おかれていた高たかさ1メートルあまりの台だいには近ちかづけないようになっていました。

また、本堂ほんどうの中なかには複数ふくすうの警察官けいさつかんがいて木像もくぞうが置おかれていた台たいやその周辺しゅうへんの写真しゃしんを撮とるなどして調しらべていました。

善光寺ぜんこうじには5日にちも多おおくの参拝さんぱい者しゃが訪おとずれていますが、境内けいだいには多おおくの報道陣ほうどうじんも取材しゅざいに来きていました。

埼玉さいたま県けんの50代だい女性じょせいは「なかなか来こられないので、びんずるさんに会あいたい思おもってきたのですが、会あえなくて残念ざんねんです。ただ、早はやめに見みつかってよかったです」と話はなしていました。

長野ながの県けん須坂すざか市しの20代だい男性だんせいは「毎年まいとし、正月しょうがつに参拝さんぱいに来きていたので、びんずるさんが戻もどってきたら、また触さわりに来きて幸しあわせになりたいです」と話はなしていました。

善光寺ぜんこうじ防犯ぼうはん対策たいさく見直みなおし検討けんとう

善光寺ぜんこうじの林はやし明あきら晋すすむ寺務じむ総長そうちょうは「朝方あさがたに盗難とうなんにあい、昼前ひるまえにはびんずる尊者そんじゃ像ぞうの無事ぶじを確認かくにんしました。防犯ぼうはん対策たいさくや人員じんいん配置はいちの見直みなおしなどを検討けんとうしています。お騒さわがせして申し訳もうしわけありませんでした」と述のべました。