上空に流れ込んだ強い寒気の影響で、東北地方では、8日夜から9日朝にかけて、山沿いのほか平野部でも雪が降りました。
9日午前6時までに山沿いでは多いところで20センチほどの雪が降り、平野部の山形市でも9日午前6時に2センチの積雪が観測されました。
また、気象台の観測点では積雪が観測されませんでしたが、福島市の中心部でも建物の屋根や地面にうっすらと雪が積もり、かなり強く降った時間帯もありました。
中心市街地を見下ろす信夫山の展望台で9日午前6時ごろ撮影された映像には、灰色の空から大粒の雪が降ってきて、ベンチや柵にうっすらと積もっている様子がうつっていて、撮影した男性は「頂上付近ではさらに風が強く、ふぶいていました。ことしは3月が異常に暖かかったので、今の時期に雪が降るのは不思議な気がします」と話していました。
また、9日午前7時半ごろ、福島県の南会津町で撮影された写真には、見頃を迎えた桜の花や枝に、水分を多く含んだ重い雪が積もっている様子が写っていました。
気象台によりますと、このあとは広い範囲で高気圧に覆われ、晴れるところが多い見込みです。