「くじらの
町」として
知られる
和歌山県太地町で、くじらと
泳げる
恒例のイベントが
開かれ、
夏休みの
親子連れでにぎわっています。
太地町にある「
町立くじらの
博物館」では
毎年、
夏に
近くにある
入り江を
網で
区切って、くじらと
泳げる
海水浴場を
設けています。
入り江に設置された生けすには、博物館で飼育している10歳のメス「サツキ」と4歳のオス「ネモ」という体長およそ3メートルのハナゴンドウ2頭が入れられていて、このうちサツキが1日に2回、入り江の中に放されます。
サツキは海水浴客の間を悠々と泳ぎながら、時折、ぱたぱたと手を振るような動きをしていました。
訪れた人たちはサツキが近くに来ると歓声を上げ、写真を撮っていました。
三重県から訪れた7歳の男の子は「ひれをぱたぱたさせたり、声を出したりしているところがかわいかった。一緒に泳げて楽しいです」と話していました。
くじらの博物館の稲森大樹主査は「海水浴場でくじらとのふれあいを楽しむことで、くじらの町である太地町にも親しみを感じてほしい」と話していました。
くじらと泳げる海水浴場は19日まで無料で開かれています。