フランスで
開催中の
G7サミット=
主要7か国首脳会議は、
最終日を
迎え、1975
年の
第1回のサミット
以来、
発出されてきた
包括的な
首脳宣言を
採択せずに、26
日夜に
閉幕します。
世界経済の
成長や
戦後の
国際秩序の
維持などを
主導してきた
G7各国の
影響力の
低下も
懸念される
事態となっています。フランス
南西部のビアリッツで
開かれている
G7サミット=
主要7か国首脳会議は
最終日の26
日、
地域情勢の
うち、
これまで
議論されていない
北朝鮮問題や
中国情勢などについて、
意見が
交わされるなどしたあと、
一連の
日程を
終え、
日本時間の
同日夜に
閉幕します。
安倍総理大臣やアメリカのトランプ大統領ら各国首脳は、自由貿易や地球温暖化対策への対応で意見の隔たりが大きいことから、例年発出されてきた包括的な「首脳宣言」の採択が見送られることが決まりました。
一方、女性の活躍やアフリカとのパートナーシップなど個別の分野ごとの宣言をとりまとめる方向で調整が続いています。
首脳宣言の採択見送りは、1975年にフランスで開かれたランブイエサミット以降、G7サミットの歴史で初めてです。
今回、首脳宣言の採択が見送られたことで、世界経済の成長や戦後の国際秩序の維持などを主導してきたG7各国の影響力の低下も懸念される事態となっています。