日本新聞: 目黒女児虐待死事件被告人質問で母親「謝り続けるしかない」

目黒めぐろ女児じょじ虐待ぎゃくたい死し事件じけん被告ひこく人じん質問しつもんで母親ははおや「謝あやまり続つづけるしかない」

Sep 5, 2019 17:09 2

Furigana

去年きょねん、東京とうきょう目黒めぐろ区くで５ご歳さいの女の子おんなのこに十分じゅうぶんな食事しょくじを与あたえず死亡しぼうさせた罪つみに問とわれている母親ははおやの裁判さいばんで、５ご日にちから被告ひこく人じん質問しつもんが始はじまり、母親ははおやは「本人ほんにんには謝あやまり続つづけるしかない。周まわりに助たすけを求もとめるべきだった」と述のべました。

東京とうきょう目黒めぐろ区くの無職むしょく、船戸ふなと優里ゆり被告ひこく（27）は去年きょねん３月さんがつ、夫おっとの雄大ゆうだい被告ひこく（34）とともに娘むすめの結ゆい愛あいちゃん（当時とうじ５ご）に十分じゅうぶんな食事しょくじを与あたえず死亡しぼうさせたとして、保護ほご責任せきにん者しゃ遺棄いき致死ちしの罪つみに問とわれています。

東京とうきょう地方ちほう裁判所さいばんしょで開ひらかれている裁判さいばん員いん裁判さいばんでは５ご日にちから被告ひこく人じん質問しつもんが始はじまり、優里ゆり被告ひこくは「結ゆい愛あいに対にたいしては『ごめんなさい』と謝あやまり続つづけるしかない」と述のべました。

夫おっとの雄大ゆうだい被告ひこくとの関係かんけいについて聞きかれると、「結婚けっこん直後ちょくごから『結ゆい愛あいのしつけがなっていない』などと言いわれるようになり、最初さいしょは反論はんろんしたが『育児いくじもろくにできないくせに口出くちだしするな』と言いわれ、逆さからえなくなっていった」と答こたえました。

夫おっとが暴力ぼうりょくをふるい始はじめたのは３さん年ねん前まえ、香川かがわ県けんの児童じどう相談そうだん所しょが初はじめて結ゆい愛あいちゃんを一時いちじ保護ほごする１いちか月かげつほど前まえで、その後そのご、虐待ぎゃくたいがエスカレートしていったと説明せつめいしました。

そして結ゆい愛あいちゃんが亡なくなる数すう日にち前まえ、体調たいちょうが悪わるくなっていった時ときのことについて、弁護士べんごしから「病院びょういんに連つれて行いこうと思おもわなかったのか」と聞きかれると、「連つれて行いきたかったが夫おっとのことを気きにしすぎていた。もっと周まわりに助たすけを求もとめるべきだった」と涙なみだぐみながら答こたえました。