吉田投手は、先頭の西川遥輝選手をセカンドゴロに打ち取ったあと、続く大田泰示選手に真ん中に入った144キロのストレートをバックスクリーンに運ばれ、ソロホームランで先制を許しました。
3番に入った2年目の清宮幸太郎選手は初球でセカンドゴロに打ち取りましたが、続くバッター2人にはストレートが高めに浮き、連続フォアボールを許しました。
それでも、続くベテランの鶴岡慎也選手を145キロの低めのストレートで空振り三振にしとめ、ピンチを切り抜けました。
吉田投手は1回を投げてホームラン1本、フォアボール2つ、三振1つ、1失点で、ほろ苦い実戦デビューとなりました。
吉田投手は「球自体はいいボールがいっていたと思う。ホームランを打たれた球はコントロールが甘かったので、次のブルペンから細かいコントロールを意識して投げたい」と話していました。
一方、柿木投手は、台湾から加入した王柏融選手をファーストゴロに打ち取るなど1回をテンポよく三者凡退に抑え、上々のデビューを果たしました。
柿木投手は「ストライクでどんどん押していけたので、今後にもつながると思う。2人で切さたく磨してやっていきたい」と話していました。
栗山監督「2人とも楽しみ」
日本ハムの栗山英樹監督は、紅白戦に登板した吉田輝星投手について「まだバラバラなところもあるが、タイミングが合えば本当にいい球が来る。変にまとまるよりも、あれくらいコントロールが荒れる感じのほうが、やっぱり楽しみだなと思う。持っているものの大きさを感じたし、すごくいいスタートを切ったと思う」と評価していました。
また、大阪桐蔭高校で甲子園春夏連覇の経験がある柿木蓮投手については「期待される中で全国制覇できるピッチャーだという感じを存分に出してくれた。楽しみです」と話していました。