来週、ベトナムの
首都ハノイで
開かれる
米朝首脳会談を
前に、
北朝鮮との
交渉を
担当する
アメリカ政府の
特別代表が21
日、ハノイに
到着し、
日本時間の
午後から
早速、
北朝鮮側の
担当者との
実務協議が
始まりました。
非核化を
巡る双方の
立場の
隔たりを
実務協議で
どこまで
埋められるかが
焦点です。
非核化を巡る北朝鮮との交渉を担当するアメリカ国務省のビーガン特別代表は来週の米朝首脳会談に向けた準備のため、21日、ハノイに到着しました。
北朝鮮で実務協議を担当するキム・ヒョクチョル氏も20日夜、ハノイに到着していて、日本時間の21日午後3時半ごろ、キム氏がビーガン特別代表のいるホテルを訪れて実務協議が始まりました。
非核化をめぐっては、北朝鮮が、すでに核実験場を閉鎖するなど非核化に向けた措置を先にとったとして、制裁の緩和やみずからの体制保証につながる朝鮮戦争の終戦宣言などを求めているのに対して、アメリカは、核関連施設の査察の受け入れなど、より具体的な措置を求めています。
このため、実務協議では、双方の立場の隔たりをどこまで埋められるかが焦点で、首脳会談までぎりぎりの交渉が続くことになりそうです。