この冬は、
平均気温が
全国的に
平年を
上回る「
暖冬」となり、
西日本の
日本海側では、
降った
雪の
量が
統計を
取り
始めてから
最も少なくなりました。
気象庁によりますと、
去年12
月から
先月にかけての
この冬は、
北日本を
除いて
寒気の
影響が
弱く、
平均気温が
各地で
平年を
上回りました。
▽沖縄・奄美では平年を1度8分上回り、昭和21年に統計を取り始めてから最も高くなったほか、▽西日本では平年を1度3分上回る、過去2番目の高い平均気温になりました。
また▽東日本でも1度1分、▽北日本でも0度4分、いずれも平年を上回りました。
気象庁は、この冬は東日本と西日本、それに沖縄・奄美で「暖冬」だったとしています。
降雪量も全国的に少なくなり、西日本の日本海側では平年の7%と、昭和36年に統計を取り始めてから最も少なくなりました。
また、東日本では26%、北日本は64%といずれも平年よりかなり少なくなりました。
気象庁は「南米ペルー沖の海面水温が高くなるエルニーニョ現象などの影響で、寒気が流れ込みにくい状態が続き、冬型の気圧配置も長続きしなかった。今月も平年を上回る暖かさが続く見込みだ」と話しています。