福島第一原子力発電所の
事故から11
日で
8年となるのを
前に、
東京電力の
本社の
前で
原発に
反対する
人たちが
集会を
開き、すべての
原発の
廃炉を
求めること
などを
訴えました。
東京電力の
本社前では、10
日午後から
原発に
反対する
集会が
開かれ、
参加者は「
東京電力は
原発事故の
責任を
認めよ」
などと
書かれた
横断幕やのぼりを
掲げました。
集会にはおよそ260人が参加し、初めに東日本大震災や原発事故の影響で亡くなった人に対して1分間の黙とうをささげました。
そして参加者たちは「原発事故は終わっていない。事故で被害に遭った人や避難している人への支援を打ち切ってはいけない」などと述べ、すべての原発の廃炉を求めることなどを訴えました。
福島県双葉町から都内に避難している74歳の女性は「原発の事故さえなければ苦しむことはなかった。憎いという感情を持ちつつも前を向いて原発に反対していく」と話していました。
また、市民団体の柳田真さんは「8年たっても救われない人がたくさんいるので残念だ。東京と福島で連帯しながら原発の問題に関心が高まるよう訴えていきたい」と話していました。