今月29
日に
迫った
EU=
ヨーロッパ連合からの
離脱についてイギリス
議会は、
条件付きで
6月30
日まで
延期することを
可決しました。
ただ、
その条件をはじめとしてイギリスにとっては
乗り越えるべき
難しい課題が
多く、
今後も
予断を
許さない
状況が
続きます。
今月29
日に
迫った
EU離脱の
先行きが
見通せない
中、イギリス
議会は14
日、
日本時間の15
日未明、
離脱を
6月30
日まで
延期するか
どうかの
動議について
採決を
行い、
賛成413、
反対202で
離脱の
延期を
可決しました。
イギリス議会は当初、賛成を412と発表していましたが、その後訂正しました。
EUに延期を求めるにあたっては、今月20日までに離脱の条件を定めた協定案を議会が可決することが条件になっていて、地元メディアはメイ首相が来週早々にも協定案の採決に踏み切る可能性があると伝えています。
ただ協定案は、これまで2度にわたって大差で否決されていて、議会で承認されるめどはたっていません。
もし、このままイギリス議会が離脱協定案を可決できなければ、イギリス政府は合意なき離脱以外の道として協定案の再交渉や第2の国民投票などさまざまな選択肢を検討せざるをえない状況も出てきます。
さらに延期にはイギリスを除くEUの27の加盟国が全会一致で同意する必要があり、来週、開かれるEU首脳会議に向けてイギリスは、すべての国の理解を得なくてはいけません。
イギリスにとっては乗り越えるべき難しい課題が多く、今後も予断を許さない状況が続きます。