「ニホンライチョウ」という鳥は国の特別天然記念物ですが、とても少なくなっています。長野県の中央アルプスの山では50年以上前にいなくなったと考えられていました。しかし去年、雌が1羽いることがわかりました。
環境省は、この雌に別の山から持ってきたニホンライチョウの卵を温めさせました。そして今月1日に5羽の赤ちゃんを見つけました。しかし11日に調べに行くと、雌は見つかりましたが、赤ちゃんは1羽も見つかりませんでした。
ニホンライチョウの赤ちゃんは雌から遠く離れた場所に行くことはありません。環境省は、全部の赤ちゃんが死んだようだと言いました。原因については、雨が多くて寒かったり、キツネなどに食べられたりしたかもしれないと考えています。