京都市の「
京都アニメーション」の
スタジオが
放火された
事件で、19
日夜、
病院で
治療を
受けていた
男性1人が
死亡し、
この事件で
亡くなった
方は34
人になりました。
火をつけた
疑いが
あるとして
警察が
名前を
公表した
青葉真司容疑者は
取り押さえられた
際、「
小説を
盗んだからやった。
社長を
呼べ」などと
叫んでいたということで、
警察は
会社に対して
一方的に
恨みを
募らせていた
可能性もあるとみて
調べています。18
日、
京都市伏見区に
ある「
京都アニメーション」の
スタジオが
放火された
事件で、
警察は19
日夜、
病院に
搬送されて
手当てを
受けていた
男性1人が
死亡したと
発表しました。
この事件で死亡した人は34人となり、34人が重軽傷を負いました。
警察は19日夕方に記者会見を開き、スタジオにガソリンとみられる液体をまいて火をつけた疑いがあるとして事件直後に身柄を確保した男を青葉真司容疑者(41)と公表しました。
警察は青葉容疑者が全身に重いやけどをしているため逮捕せず病院で治療を受けさせていますが「事案の重大性を考慮した」として、逮捕していない容疑者の名前を公表する異例の対応を取りました。
警察は放火や殺人などの疑いで捜査を進めていますが、警察への取材から、青葉容疑者が取り押さえられた際、「小説を盗んだからやった」などと叫んでいたことがわかりました。
また目撃者によりますと「作品をパクられた。社長を呼べ。社長に話がある」などと怒った様子で話していたいうことです。
警察によりますと、青葉容疑者は京都アニメーションで仕事をしたことはなく、小説を出版するなどした事実も確認されていないということです。
警察は会社に対して一方的に恨みを募らせていた可能性もあるとみて、調べています。
男性「男は社長を呼べと言っていた」
青葉容疑者が確保されたとき近くにいた56歳の男性は「やけどしていた男に水をかけて救助していた際、男は『殺す』、『パクりやがって』と叫んでいた。その後、駆けつけた警察官が『大丈夫か。立てるか』との声をかけると、『触るな。おれの作品をパクりやがったんだ。社長を呼べ。社長に話がある』と怒った様子で言っていた」と話していました。