「すべて私の責任」
また、「吉本興業の、お笑いを愛する芸人の人たちが会社に対して不信感を募らせ、結果、前日のような会見を行わせてしまう結果になってしまいました。これらはすべて私の責任であります」と話しました。
「事実わかって会見考えた」
芸人から記者会見の開催を求められていたことについて、「事実関係が十分明らかになっておらず、芸人たちの意志がきちんと定まらない状態で記者会見を行うことは、かえって芸人たちを傷つけてしまうと考えた。1日も早く説明と謝罪をしたいという芸人さんとの間で、正しい意思疎通ができず、結果として本人たちにつらい思いをさせてしまいました。申し訳ございませんでした」と話しました。
「心からおわび」
また、「本人たちとのコミュニケーション不足を痛感しております。宮迫君と、亮君は、笑いをお客様に届ける芸人であり、彼らが自分らしく生きていける才能を発揮できる環境にできなかったことを、本当の意味で芸人タレントファーストが実現できなかったことが、彼らに対しまして心からおわびを申し上げたいと思います」と話しました。
そして、今後について「彼らの思いに耳を傾け、最善の解決策を一から考えてまいりたいと思います」と涙ながらに語りました。
社長と会長は50%の減俸を1年間
また、岡本昭彦社長は、「社長として至らなかったことの責任として、50%の減俸を1年間続けることといたします」と話しました。
さらに、「会長からも同様の申し出があり、会長も同様に50%1年間の減俸といたします」と話しました。
「契約解除の撤回 話し合いができれば」
処分の撤回について、岡本社長は「会社としましては、宮迫博之君の契約解除の撤回、田村亮君に対しては契約解除と言うことはこちらから直接していないので、処分とは思っていないが、彼の気持ちがそういう気持ちだと言うことは伝わっているので、話し合いができれば」と話しました。
「テープの件は冗談だった」
宮迫博之さんが会社との打ち合わせの際、社長から「テープはとっていないだろうなと言われた」と指摘したことについて岡本社長は、「僕的には『テープとってんちゃうの』とは、それまでの打ち合わせが時間がかかっていて、彼らがしゃべりづらいのかな、環境が違っているからなのかな、などと思い、彼らと向き合った時に冗談のつもりでいいました。彼らは全く笑いませんでしたが」と述べました。
「会見 余裕なかった」
所属芸人から真実を記者会見をして話したいと求められながらも会社として開かなかったのはなぜかとの質問に対して、「もちろん彼らの気持ちは分かりながらも、最終的に11人のタレントが、金額の大小は関係なくお金をもらってしまったことの重大性といいますか。会社としてヒアリングして調査して、その一方で、被害者の方々のおわびのしかたとか、納税のこととか、タレント個人の思いを受け止めるには、僕らとしてはちょっとその時点で余裕がありませんでした」と釈明しました。