菅総理大臣はクアッドと
呼ばれる
アメリカ、オーストラリア、インドとの4
か国の
首脳会合に
出席するため、23
日夕方、
羽田空港を
出発しました。
これに
先立ち、
菅総理大臣は
新型コロナウイルス
対策や
重要技術、
気候変動の
分野で、4
か国の
一層の
連携を
図る考えを
示しました。
菅総理大臣は対面では初めてとなるクアッド=日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による首脳会合に出席するため、午後4時すぎ、アメリカの首都ワシントンに向けて、政府専用機で羽田空港を出発しました。
これに先立って菅総理大臣は記者団に対し、「4か国の間で新型コロナウイルスワクチン、新しい技術、気候変動などの重要課題に関する会合を開き、自由で開かれたインド太平洋の具体化の道を探っていくのが今回の訪問の趣旨だ」と述べました。
クアッドの首脳会合で菅総理大臣は、覇権主義的行動を強める中国を念頭に、法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、基本的価値を共有する4か国の連携の重要性を確認したい考えです。
そして途上国へのワクチンの公平な分配を含む新型コロナウイルス対策、高速・大容量の5Gや先端的なバイオ技術などの重要技術、それに気候変動対策などについて、さらに協力を進めていくことで一致したい考えです。
また菅総理大臣は滞在中、アメリカ、オーストラリア、インドの首脳と個別の会談を行う方向で調整しています。