日本新聞: 自民党総裁選防災・減災対策や観光振興などをめぐって討論

自民党じみんとう総裁そうさい選せん防災ぼうさい・減げん災わざわい対策たいさくや観光かんこう振興しんこうなどをめぐって討論とうろん

Sep 26, 2021 06:09

Furigana

自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょは、25日にち、オンラインによる3日にち目めの政策せいさく討論とうろん会かいが行おこなわれ、4人にんの候補こうほ者しゃが、防災ぼうさい・減げん災わざわい対策たいさくや観光かんこう振興しんこうなどをめぐって意見いけんを交かわしました。

この中なかで、防災ぼうさい・減げん災わざわい対策たいさくについて、

▽河野こうの規制きせい改革かいかく担当たんとう大臣だいじんは「今後こんご5年間ねんかんでインフラを強つよくし、国くにや自治体じちたいで防災ぼうさいの専門せんもん家かを育そだてていく必要ひつようがある。霞が関かすみがせきの機能きのうをデジタルの世界せかいに移うつす『デジタル遷都せんと』を実行じっこうしたい」と述のべました。

▽岸田きしだ前ぜん政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは「災害さいがいは息いきつく暇ひまなくやってくる。5年ねんで15兆ちょう円えんの国土こくど強きょうじん化かの計画けいかくで、インフラやライフラインの確保かくほ、施設しせつの老朽ろうきゅう化か対策たいさくを進すすめる。地域ちいきのきずなも重要じゅうようだ」と述のべました。

▽高市たかいち前ぜん総務そうむ大臣だいじんは「災害さいがいが年々ねんねん激甚げきじん化かしており、公約こうやくの大おおきな柱はしらに危機きき管理かんり投資とうしを掲かかげている。地震じしんに強つよい交通こうつうネットワークの構築こうちくや、送電そうでん網もうや通信つうしん網もうの強きょうじん化かもしなければならない」と述のべました。

▽野田のだ幹事かんじ長ちょう代行だいこうは「60年ねん前まえの東京とうきょうオリンピックの時ときに整備せいびされたインフラは、経年けいねん劣化れっかしていて作つくり変かえていかないといけない。しなやかに強つよい国土こくど強きょうじん化かを進すすめたい」と述のべました。

また、観光かんこう振興しんこうについて、

▽河野こうの氏しは「コロナ後ごは『リベンジ・トラベル』やインバウンドが始はじまる。これからの観光かんこうのキーワードは非ひ日常にちじょう体験たいけんだ。外国がいこく人じんに行政ぎょうせいサービスが提供ていきょうできる仕組しくみをつくってもよいのではないか」と述のべました。

▽岸田きしだ氏しは「以前いぜんの『Go Toトラベル』では大型おおがた店てんなどに客きゃくが殺到さっとうしたので、中小ちゅうしょう・小しょう規模きぼの旅館りょかんなどの補助ほじょ率りつを上あげたい。地域ちいき共通きょうつうクーポンのデジタル化かなども考かんがえている」と述のべました。

▽高市たかいち氏しは「需要じゅようが増ふえる時期じきまでに事業じぎょう主体しゅたいが潰つぶれないよう、補正ほせい予算よさんを早はやく成立せいりつさせて支ささえたい。長期ちょうき滞在たいざい型がたや少しょう人数にんずう観光かんこうなど、ニーズに応こたえられるような支援しえんをしていきたい」と述のべました。