これまで、国内の上場企業が記録した四半期決算の最終損益の赤字幅で最も大きかったのは、ソフトバンクグループがことし1月から3月までの3か月間の決算で計上した2兆1006億円でした。
続いて大きかったのが、同じソフトバンクグループがおととし1月から3月までの決算で計上した1兆4381億円、その次が、今の東京電力ホールディングスが東日本大震災が起きた2011年1月から3月までの決算で計上した1兆3872億円でした。
ソフトバンクグループが8日発表したことし6月までの3か月間のグループ全体の決算は、最終的な損益が3兆1627億円の大幅な赤字となりました。
ソフトバンクグループは、傘下のファンドを通じて海外のスタートアップ企業などに投資をしていますが、世界的な株式市況の低迷を受け、保有する株式の評価損として2兆8000億円余りを計上したことが主な要因です。
さらに円安によってドル建ての負債が膨らんだことも影響しました。
一方、売り上げは携帯電話事業などが好調だったことなどから前の年の同じ時期より6.3%増加して1兆5720億円でした。
ソフトバンクグループは昨年度の1年間の決算で、1兆7000億円を超える過去最大の最終赤字を計上していて、インフレの加速や金利の上昇を受けて、世界的に景気後退の懸念が強まり、株式市況の低迷が続いたことが業績に大きな影響を与える形となりました。
これまで、国内の上場企業が記録した四半期決算の最終損益の赤字幅で最も大きかったのは、ソフトバンクグループがことし1月から3月までの3か月間の決算で計上した2兆1006億円でした。
続いて大きかったのが、同じソフトバンクグループがおととし1月から3月までの決算で計上した1兆4381億円、その次が、今の東京電力ホールディングスが東日本大震災が起きた2011年1月から3月までの決算で計上した1兆3872億円でした。