일본어 뉴스: 沖縄 “医療破滅的な状態”医療従事者感染観光客の救急対応で

沖縄おきなわ “医療いりょう破滅はめつ的てきな状態じょうたい”医療いりょう従事じゅうじ者しゃ感染かんせん観光かんこう客きゃくの救急きゅうきゅう対応たいおうで

Aug 12, 2022 17:08

Furigana

新型しんがたコロナの感染かんせんが収おさまらない中なか、沖縄おきなわ県内けんないの医療いりょう機関きかんでは医療いりょう従事じゅうじ者しゃが感染かんせんするなどして人手ひとでが不足ふそくするだけでなく、観光かんこう客きゃくの救急きゅうきゅう対応たいおうにも追おわれ、医療いりょうのひっ迫ひっぱくに拍車はくしゃをかけています。医師いしは「破滅はめつ的てきな状態じょうたいになっていると言いわざるをえないと思おもう」と危機きき感かんを訴うったえています。

沖縄おきなわ県けん豊見城とみぐすく市しにある新型しんがたコロナの重点じゅうてん医療いりょう機関きかんの「友愛ゆうあい医療いりょうセンター」では、12日にち現在げんざい、医師いしや看護かんご師しなどおよそ1400人にんいる医療いりょう従事じゅうじ者しゃのうち、およそ80人にんが感染かんせんしたり濃厚のうこう接触せっしょく者しゃになったりして勤務きんむできない状態じょうたいになっていて、緊急きんきゅう性せいの低ひくい手術しゅじゅつを延期えんきしています。

先月せんげつの救急きゅうきゅうの受け入うけいれは576件けんと毎月まいつきの平均へいきんを3割わりほど上回うわまわり、搬送はんそうを断ことわったのは203件けんと去年きょねん7月つきの17件けんのおよそ12倍ばいに上のぼっています。

12日にち午前ごぜん10時じ現在げんざい、新型しんがたコロナ患者かんじゃ向むけに確保かくほしている軽症けいしょうと中等ちゅうとう症しょうの24床しょう、重症じゅうしょうの5床しょうがすべて埋うまっています。

医療いりょう体制たいせいが厳きびしい状況じょうきょうにある中なか、沖縄おきなわ県内けんないにはことしは多おおくの観光かんこう客きゃくが訪おとずれ、新型しんがたコロナへの感染かんせんやけがや急病きゅうびょうなどで病院びょういんに運はこばれることで、さらに負担ふたんが増ふえているということです。

また、県内けんないで感染かんせんが確認かくにんされた観光かんこう客きゃくが療養りょうよう先さきを確保かくほできず、宿泊しゅくはく療養りょうよう施設しせつに入はいるケースも増ふえている一方いっぽう、沖縄おきなわに住すむ人ひとは宿泊しゅくはく療養りょうよう施設しせつに入はいりにくくなっているということです。

友愛ゆうあい医療いりょうセンター救急きゅうきゅう科かの山内やまうち素直すなお部長ぶちょうは、現在げんざいの医療いりょうの状況じょうきょうについて「壊滅かいめつ的てき、絶望ぜつぼう的てきで、破滅はめつ的てきな状態じょうたいになっていると言いわざるをえないと思おもう。状況じょうきょうは悪化あっかしていて今いまの沖縄おきなわでは、観光かんこう客きゃくの方ほうがコロナになったり、もしくは急きゅうな病気びょうきやけがになってもすぐに見みてもらえる病院びょういんを探さがすのは非常ひじょうに困難こんなんで入院にゅういんすることもできない。自分じぶんが旅行りょこう先さきでそういう事態じたいになったときに本当ほんとうに大丈夫だいじょうぶなのか。自分じぶんがそこの土地とちに行いくことで周まわりの人ひとたちにどういう影響えいきょうを与あたえるのかをしっかり考かんがえて自分じぶんの行動こうどうを決きめてほしい」と話はなしています。