マラソン女子、
視覚障害の
クラスで
東京パラリンピックの
代表に
内定している43
歳の
道下美里選手が、
山口県の
大会で2
時間54
分13
秒の
世界新記録を
マークして
優勝しました。
来年の
東京パラリンピックの
代表に
内定している
道下選手は、20
日、
地元、
山口県で
行われた
防府読売マラソンの
視覚障害の
クラスに
出場しました。
この大会は高低差が少なく、好記録が出やすいコースとして知られ、道下選手は序盤から先頭でレースを進め、21キロすぎの中間点では、ことし2月にみずからがマークした世界記録を30秒余り上回りました。
後半もペースを落とさずに走った道下選手は、世界記録を9秒更新する2時間54分13秒の世界新記録で優勝しました。
中学生の時に病気でほとんどの視力を失った道下選手は、前回のリオデジャネイロパラリンピックで銀メダルを獲得し、それ以降、世界記録を2回更新しています。
20日の記録で世界ランキングで2位の選手を6分以上引き離し、東京パラリンピックでの金メダル獲得に大きく近づきました。
視覚障害のクラスの男子は、東京パラリンピックの代表に内定している32歳の堀越信司選手が世界ランキング2位に相当する2時間22分28秒マークして優勝しました。