Japanese News: “ふだん会わない人と接触”でコロナ感染拡大政府の報告会

“ふだん会あわない人ひとと接触せっしょく”でコロナ感染かんせん拡大かくだい政府せいふの報告ほうこく会かい

Jan 25, 2021 21:01

Furigana

AI＝人工じんこう知能ちのうなどを活用かつようした新型しんがたコロナウイルス対策たいさくについての政府せいふの報告ほうこく会かいが開ひらかれ、ふだん会あっていない人ひとと接触せっしょくすることで感染かんせん拡大かくだいにつながるという研究けんきゅう結果けっかや指摘してきが出だされました。政府せいふは新型しんがたコロナウイルス対策たいさくの有効ゆうこう性せいなどについて、膨大ぼうだいなデータに基もとづいてAIなどを活用かつようして分析ぶんせきを行おこなう研究けんきゅう事業じぎょうを進すすめていて、参加さんかしている研究けんきゅう機関きかんによる報告ほうこく会かいが25日にち、オンラインで開ひらかれました。

この中なかで東京とうきょう大学だいがくの大澤おおさわ幸生さちお教授きょうじゅは、会あう人ひとを同居どうきょしている家族かぞくなど、ふだん行動こうどうを共ともにすることが多おおい人ひとだけに限定げんていすれば感染かんせん拡大かくだいを抑おさえられるとする解析かいせき結果けっかを示しめし、制限せいげんを一気いっきに緩和かんわすると急激きゅうげきに感染かんせんが拡大かくだいすることが分わかったとして、感染かんせんが減少げんしょうした場合ばあいでも段階だんかい的てきに制限せいげんを緩和かんわすることが重要じゅうようだと指摘してきしました。

また、産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょの研究けんきゅう者しゃもふだんの行動こうどう範囲はんいを超こえた移動いどうによって感染かんせんが急きゅう拡大かくだいするというシミュレーションを示しめし、「久々ひさびさに会あう」といった行動こうどうを自粛じしゅくすることが必要ひつようだと指摘してきしました。

続つづいて行おこなわれたパネルディスカッションでも政府せいふの分科ぶんか会かいメンバーで東北とうほく大学だいがくの押谷おすだに仁じん教授きょうじゅが「年末ねんまつ年始ねんしの感染かんせん者しゃの急増きゅうぞうは、長距離ちょうきょりの帰省きせいは比較的ひかくてき自粛じしゅくされた一方いっぽうで、近ちかい距離きょりの帰省きせいでふだん会あっていない両親りょうしんや親戚しんせきと接触せっしょくしたことが要因よういんの1つだと考かんがえられる。シミュレーションと実際じっさいのデータをもとに、さらに検証けんしょうすることが必要ひつようだ」と話はなしていました。