日本新聞: スピードスケート全日本選手権北京金の高木美帆が大会3冠達成

スピードスケート全日本ぜんにほん選手権せんしゅけん北京ぺきん金きんの高木たかぎ美帆みほが大会たいかい3冠かん達成たっせい

Dec 30, 2022 17:12 1

Furigana

青森あおもり県けん八戸はちのへ市しで開ひらかれたスピードスケートの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんで、高木たかぎ美帆みほ選手せんしゅが女子じょし1000メートルでリンクレコードを更新こうしんして優勝ゆうしょうしました。高木たかぎ選手せんしゅは女子じょし500メートル、女子じょし1500メートルと合あわせて大会たいかい3冠かん達成たっせいです。

『YSアリーナ八戸はちのへ』で開ひらかれた大会たいかいは30日にちが最終さいしゅう日びで、男女だんじょ合あわせて4種目しゅもくが行おこなわれました。

このうち女子じょし1000メートルには、ことし2月つきの北京ぺきんオリンピックのこの種目しゅもくの金きんメダリストで、日本にっぽん記録きろく保持ほじ者しゃの高木たかぎ選手せんしゅが出場しゅつじょうし、序盤じょばんからスピードに乗のって前半ぜんはんの600メートルを全体ぜんたいトップのタイムで通過つうかしました。

残のこりの400メートルは、持久じきゅう力りょくを生いかした大幅おおはばな減速げんそくを抑おさえた滑すべりを見みせ、自身じしんが持もつリンクレコードを0秒びょう24更新こうしんする1分ふん14秒びょう65で優勝ゆうしょうしました。

高木たかぎ選手せんしゅは、女子じょし500メートル、女子じょし1500メートルと合あわせて大会たいかい3冠かん達成たっせいです。

また、女子じょし5000メートルでは、北京ぺきんオリンピックのこの種目しゅもくで10位いだった19歳さいの堀川ほりかわ桃香ももか選手せんしゅが、すべてのラップタイムを33秒びょう台だいで刻きざみ、国内こくない最高さいこう記録きろくを2秒びょう79更新こうしんする自己じこベストの7分ふん1秒びょう52をマークして優勝ゆうしょうしました。

堀川ほりかわ選手せんしゅは2位いに20秒びょう余あまりの差さをつける滑すべりで、29日にちの女子じょし3000メートルと合あわせて大会たいかい2冠かん達成たっせいです。

このほか、男子だんし1000メートルは、新しん濱はま立りつ也選手せんしゅが1分ふん8秒びょう92で優勝ゆうしょうし、男子だんし500メートルと合あわせて大会たいかい2冠かん、男子だんし1万まんメートルは、伊藤いとう貴裕たかひろ選手せんしゅが13分ふん20秒びょう79で優勝ゆうしょうしました。

高木たかぎ美帆みほ「1分ふん14秒びょう台だい前半ぜんはんのタイム出だしたかった」

女子じょし1000メートルで優勝ゆうしょうした高木たかぎ美帆みほ選手せんしゅは、「1分ふん14秒びょう台だい前半ぜんはんのタイムを狙ねらっていたので、そこを出だしたかった」と悔くやしい思おもいを話はなしました。

それでも、3冠かんを達成たっせいした今こん大会たいかいについては、「体からだの使い方つかいかたなどを少すこしずつ理解りかいできるようになっているのかなという感触かんしょくがある。大会たいかい全体ぜんたいとしては、いろいろな収穫しゅうかくがあった」と振り返ふりかえっていました。

5000m優勝ゆうしょうの堀川ほりかわ桃香ももか「タイムを見みてびっくり」

女子じょし5000メートルで国内こくない最高さいこう記録きろくを更新こうしんして優勝ゆうしょうし、大会たいかい2冠かんを達成たっせいした堀川ほりかわ桃香ももか選手せんしゅは、「うれしさはあったが、さらにタイムを見みてびっくりした。強つよい気持きもちでいけたのが一番いちばんよかったし、ラップタイムを33秒びょうでずっと粘ねばれたことがタイムにつながった」と振り返ふりかえっていました。

そして、オリンピックにも出場しゅつじょうしたことし1年間ねんかんを振り返ふりかえり、「すごくいい経験けいけんもできたが苦くるしい思おもいもした。ことし最後さいごの大会たいかいで、こういういい思おもいで終おわれたのでよかった。長距離ちょうきょり界かいを引っ張ひっぱっていけるような選手せんしゅになりたい」と話はなしていました。