日本新聞: 東京アラートとは解除と再要請の考え方は

東京とうきょうアラートとは解除かいじょと再さい要請ようせいの考え方かんがえかたは

Jun 3, 2020 16:06

Furigana

「東京とうきょうアラート」は、東京とうきょう都とが休業きゅうぎょう要請ようせいなどの段階だんかい的てきな緩和かんわにあたり、感染かんせん状況じょうきょうが再ふたたび悪化あっかして警戒けいかいすべき状況じょうきょうだと判断はんだんした場合ばあいに出だされます。アラートの解除かいじょについて、都とは、要請ようせいの緩和かんわを進すすめるためにモニタリングしている指標しひょうの目安めやすを用もちいて検討けんとうする方針ほうしんです。具体ぐたい的てきには、1週間しゅうかんの平均へいきんでいずれも1日にち当あたり新あらたな感染かんせんの確認かくにんが20人にん未満みまん、感染かんせん経路けいろが分わからない人ひとの割合わりあいが50％未満みまん、さらに、感染かんせんした人ひとの増加ぞうか比率ひりつが前まえの週しゅうより低ひくくなるという3つの指標しひょうを満みたすかどうかを確認かくにんします。

ただ、3つの指標しひょうだけで即座そくざにアラートを解除かいじょするかどうかは検討けんとう中ちゅうだとしていて、都とは週しゅう単位たんいで感染かんせん者しゃの傾向けいこうを見極みきわめたり、専門せんもん家かの意見いけんも踏ふまえたりして、判断はんだんしたい考かんがえです。

都とは、アラートを出だしている間まは、休業きゅうぎょう要請ようせいなどの緩和かんわのステップを進すすめることは想定そうていしていないと説明せつめいしている一方いっぽう、感染かんせん状況じょうきょうが悪化あっかして指標しひょうの目安めやすを超こえた場合ばあいは、再さい要請ようせいすることがありうるとしています。

再さい要請ようせいの目安めやすは1週間しゅうかんの平均へいきんでいずれも1日にち当あたり新あらたな感染かんせんの確認かくにんが50人にん以上いじょう、感染かんせん経路けいろが分わからない人ひとの割合わりあいが50％以上いじょう、さらに、感染かんせんした人ひとの増加ぞうか比率ひりつが前まえの週しゅうの2倍ばい以上いじょうになるというものです。

再さい要請ようせいに至いたった場合ばあい、今いまの緩和かんわの段階だんかいである「ステップ2」が、1つ前まえの「ステップ1」に戻もどるのか、最初さいしょに要請ようせいした段階だんかい、つまり飲食いんしょく店てんの場合ばあいだと営業えいぎょう時間じかんを午後ごご8時じまでとしたり多おおくの施設しせつに休業きゅうぎょうを要請ようせいした「0」まで戻もどるのかは検討けんとう中ちゅうだとしています。