クレジットカードの
利用情報をもとに
算出した
先月後半の
消費動向をあらわす
指数は、
緊急事態宣言の
解除を
受けて
回復の
動きが
見られるものの、
依然として
旅行や
外食などは
大きく
落ち込む傾向が
続いています。
これは、
データ分析会社のナウキャストとクレジット
カード大手の
JCBが、カードの
利用情報をもとにプライバシーを
保護したうえで
消費動向をあらわす
指数としたものです。
それによりますと、先月16日から31日までの指数を、感染拡大前の1月後半と比較すると、21.7%の下落となりました。先月前半は30.7%の落ち込みだったため下げ幅は縮小しています。
内訳をみますといわゆる「レジャー消費」は、
▽「旅行」がマイナス90.8%、
▽「宿泊」がマイナス83.0%、
▽映画などの「娯楽」がマイナス51.5%、
▽「外食」がマイナス47.7%で、依然として大きく落ち込んでいますが、いずれも下落幅は縮小しました。
一方、いわゆる「巣ごもり消費」は、
▽「酒屋」が38.1%、
▽動画などの「コンテンツ配信」が30.1%、
▽「ネット通販」が27.1%、それぞれ増加となっています。
調査を行った会社は、「4月以降、指数は感染拡大前と比べて30%程度の落ち込みが続いていたが、緊急事態宣言の解除を受けて外食や娯楽を中心に回復の動きが見られる。ただ、水準としては厳しい状況が続いている」と話しています。