中国政府は、台湾産のパイナップルの輸入を来月から禁止すると発表しました。
中国の税関当局は26日、台湾産のパイナップルについて、去年から検疫で害虫を複数回検出したため、輸入を3月1日から禁止すると発表しました。
中国メディアによりますと、税関当局は「害虫がいったん入ると農業生産や生態の安全に深刻な脅威となるためで、通常の予防措置だ」などと説明したということです。
台湾産のパイナップルの輸出のおよそ9割は中国向けで、台湾の農業委員会は「一方的な決定で国際貿易の規範に反する行為」などと反発しているということです。台湾側は対策として日本などへの輸出を拡大するとしているということです。