ことしのノーベル
平和賞に、フィリピンのインターネットメディア、「ラップラー」の
代表のマリア・レッサ
氏が
選ばれたことを
受けて、フィリピンの
ジャーナリスト団体は
相次いで
声明を
出しました。
このうち、フィリピン・ジャーナリスト全国連合は、ドゥテルテ政権によって報道が抑圧され、レッサ氏も名誉毀損の罪で有罪判決が言い渡されていることなどを踏まえ、「困難な状況の中でも報道の自由を守り抜いていることを称賛したい」とする声明を出しました。
そのうえで「基本的な自由と民主主義への攻撃が続けられている中でも、真実の追求をやめないフィリピンのすべてのジャーナリストに対し、この賞が光をもたらすことを願う」としています。
またフィリピン外国特派員協会は「フィリピンの記者はオンライン上での嫌がらせだけではなく、拘束や殺害などの暴力にさらされている。レッサ氏の受賞によりこうした窮状に国際的な注目が集まることを期待している」とする声明を出しました。
国連「報道の自由は不可欠」
ことしのノーベル
平和賞に、
報道関係者2
人が
選ばれたことについて、
国連のグテーレス
事務総長は8
日、
声明を
発表し「
報道の
自由は、
平和や
正義、
人権のために
不可欠だ。
不正行為を
調査し、
市民に
情報を
提供し、
指導者の
責任を
明らかにする
ジャーナリストがいなければ、
自由で
公正な
社会は
実現できない」と
述べ、
祝意を
示しました。
そのうえで世論を誤解させたり暴力をあおったりする情報が増えていると指摘し「自由で独立したジャーナリズムは、誤った情報と闘ううえでの最大の味方だ。ジャーナリストの役割を認識し 多様なメディアを支援する取り組みを強化しなければならない」と国際社会に呼びかけました。
ムラートフ氏「亡き同僚のため」
ことしのノーベル
平和賞に
選ばれたロシアの
新聞「ノーバヤ・ガゼータ」の
編集長を
務めるドミトリー・ムラートフ
氏は、8
日午後、モスクワに
ある本社の
前で
国内外の
記者団の
取材に
応じました。
この中でムラートフ氏は、プーチン政権に批判的な報道を続け、15年前、何者かに殺害された同僚のポリトコフスカヤ記者に触れて「ノーベル賞の選考委員会は、第三者を介して彼女が受賞できるよう工夫したのだろう」と述べ、今回の平和賞は亡くなった多くの同僚たちに授けられるべきものだという認識を示しました。
そして「ロシアでは、議会が多くの国民の声を代表しているわけではなく、メディアが少数派の意見を伝えてきた」と述べ、先月行われたロシアの議会選挙で圧勝したプーチン政権の与党が多くの国民から支持されているわけではないとして、抑圧された人たちの意見をメディアが伝える意義を訴えました。
一方、「ノーバヤ・ガゼータ」がロシア政府から外国のスパイを意味する「外国の代理人」に指定され、活動が制限される可能性について聞かれると「そうなれば記事の署名欄に『外国の代理人=ノーベル賞受賞者』と書いてみせる」と述べ、権力に屈しない姿勢を強調しました。
受賞日もロシア法務省は「外国スパイ」を指定
ロシアのプーチン
政権に
批判的な
報道を
続けてきた
新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のムラートフ
編集長がノーベル
平和賞に
選ばれた8
日、ロシア
法務省は、3つの
報道機関と9
人の
記者を
外国のスパイを
意味する「
外国の
代理人」に
指定したと
発表しました。
今回、新たに「外国の代理人」に指定されたのは、反体制派の指導者ナワリヌイ氏の毒殺未遂とされる事件にロシアの治安機関が関与したと伝えた、国際的な調査報道グループ、ベリングキャットや、イギリスの公共放送BBCの記者などです。
「外国の代理人」に指定されると、資金の収支について詳細に報告することが求められるなど当局の監視が強まり、ロシアのメディアは、スポンサーが資金の提供を停止して経営難に陥り、事実上、取材活動が制限されることになります。
ロシア法務省によりますと、2017年以降、今回の分もあわせて85の報道機関と記者が「外国の代理人」に指定されているということです。
プーチン政権は、批判的なメディアに対して「外国の代理人」に指定するなど圧力を強めていて、これに対し、「ノーバヤ・ガゼータ」などの独立系のメディアは、ことし8月、プーチン政権に対して、公開書簡を送り、報道の自由を保障するよう求めています。
東京八王子スーパー3人殺害事件未解決のまま30年
1995年、東京 八王子市のスーパーでアルバイトの女子高校生2人とパート従業員の女性の合わせて3人が拳銃で撃たれて殺害された強盗殺人事件の発生から30日で30年です。警視庁はのべ22万人の捜査員を投入して犯人を追っていますが、有力な情報は無く、事件は未解決のままです。
N1
資源: NHK
463
Jul 30, 2025 04:07
ロシア カムチャッカ半島の一部で3~4mの津波観測 怪我人も
ロイター通信は、ロシア極東のカムチャツカ半島の一部で3メートルから4メートルの津波が観測されたと、地元の災害担当の当局者が明らかにしたと伝えています。また、ロシア国営のタス通信が伝えた内容として、この地震により地元の空港などで数人が軽いけがをしたと報じています。
N2
資源: NHK
179
Jul 30, 2025 11:07
【随時更新】北海道から関東で津波観測 宮城・石巻港では50cm
津波警報が出ている宮城の石巻港では50センチの津波が到達しました。また、北海道の広尾町十勝港と苫小牧東港、青森の八戸港、仙台港、福島の小名浜港、茨城の大洗港などでは40センチの津波が到達しました。気象庁は、この他の観測所についても潮位に変化がないか観測を続けています。津波警報は、北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に発表されています。周りの人にも避難を呼びかけながら可能なかぎり高いところへ逃げて下さい。近くに高台がなければ高いビルの上か、海岸から遠く離れたところへ逃げて下さい。
N2
資源: NHK
163
Jul 30, 2025 12:07
【津波警報石破首相「高台や避難ビル 安全な場所に避難を」
石破総理大臣は午前10時20分ごろ総理大臣官邸で記者団に対し「きょう午前8時25分ごろ、カムチャッカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震が発生し、この地震に伴い北海道から和歌山県の太平洋側沿岸に津波警報が発表され、高いところで3メートル程度の津波が予測されている」と述べました。
N2
資源: NHK
55
Jul 30, 2025 11:07
気象庁「津波警報解除まで安全な場所に」午後1時から再び会見
30日午前8時25ごろにロシアのカムチャツカ半島付近でマグニチュード8.7の地震が起き、北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に津波警報が発表されたことを受けて気象庁は午前10時10分から記者会見を開きました。また、午後1時から再び会見を開き、今後の警戒点やメカニズムなどについて説明することにしています。
N2
資源: NHK
45
Jul 30, 2025 11:07
専門家 “今回の津波は後から来る津波が大きく 注意が必要”
今回の津波の特徴について、津波のメカニズムに詳しい東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授は「カムチャツカ半島では過去も大きな地震があり、最も大きなのものが1952年で、同じような規模で起きている。その時には日本にも3メートルの津波が押し寄せた。今回も同じような規模になるおそれがある」と指摘しました。
N2
資源: NHK
26
Jul 30, 2025 15:07
兵庫 丹波 41.2度 国内観測史上最高を更新
30日も各地で気温が上がり、兵庫県丹波市では午後2時半すぎに気温が41.2度を観測し、これまで国内で最も高かった記録を上回って過去最高を更新しました。ほかにも40度以上の命に関わる危険な暑さになっているところがあり、熱中症に厳重に警戒してください。
N2
資源: NHK
6
Jul 30, 2025 17:07