米国とメキシコの国境を泳いで渡ろうとした女性が意識不明の状態で発見され、10月30日早朝、死亡が確認されました。
米税関・国境警備局(CBP)の発表によると、29日深夜、メキシコ・ティフアナと米サンディエゴの国境を隔てる海上のフェンスを約70人が泳いで越えようとしているとの通報がありました。
この集団の一員だったと思われる女性は、意識不明の状態で発見され、蘇生させることができませんでした。遺体はサンディエゴの検視官が引き取りました。
CBPは、泳いで国境を越えたメキシコ国籍の36人を拘束しました。このうち13人は海上で米沿岸警備隊に救助されていました。36人は全員が国境警備隊の施設に連行されました。
同年度の死者は557人に上り、20年度の254人、19年度の300人に比べて大幅に増加。過去30年の中でも突出して多かったです。