北朝鮮は、
軍の
砲兵部隊の
攻撃能力を
競う「
砲撃競技」を6
日行ったと
明らかにし、
弾道ミサイルの
発射実験を
繰り返す中、
通常戦力も
強化する
姿勢を
示すとともに
国威発揚を
図るねらいがあり
そうです。
7日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、軍の序列トップ、パク・チョンチョン書記の立ち会いのもと、砲兵部隊による「砲撃競技」が6日行われたと伝えました。
具体的な兵器の種類や規模は明らかにしていませんが、抽せんで陣地の位置と順序を決めたうえで、号令が下されると目標を正確に砲撃したとしています。
また、今回の目的については「砲兵の戦闘能力を高めるために訓練の状況を評価し、全軍に熱い風を巻き起こすことだ」と強調しました。
北朝鮮はことし9月以降、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを含む多様な弾道ミサイルなどの発射実験を繰り返しているほか、先月には、ICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイルをはじめとする最新兵器の展示会をピョンヤンで開きました。
北朝鮮としては、キム・ジョンウン(金正恩)総書記がことし1月に打ち出した国防5か年計画に基づき、核・ミサイル開発を推し進める中、通常戦力も強化する姿勢を示すとともに国威発揚を図るねらいがありそうです。