トランプ氏し プーチン氏し電話でんわ会談かいだん“大勢たいせいの死し 止とめたい考かんがえ一致いっち”

トランプ大統領だいとうりょう 戦闘せんとう終結しゅうけつへ交渉こうしょうを始はじめる方針ほうしん明あきらかに

アメリカのトランプ大統領だいとうりょうは12日にち、みずからのSNSに投稿とうこうし、ロシアのプーチン大統領だいとうりょうと電話でんわで会談かいだんしたと発表はっぴょうしました。

SNSの投稿とうこうでトランプ大統領だいとうりょうは「長時間ちょうじかんにわたる、とても生産せいさん的てきな電話でんわ会談かいだんを行おこなった。まず、ロシアとウクライナの戦争せんそうが引き起ひきおこしている大勢たいせいの死しを止とめたいという考かんがえで一致いっちした」と強調きょうちょうしました。そして「われわれは、互たがいの国くにを訪問ほうもんすることを含ふくめ、緊密きんみつに取り組とりくんでいくことで合意ごういした。互たがいのチームが直ただちに交渉こうしょうを開始かいしすることでも合意ごういした」として、ロシアとウクライナの戦闘せんとうの終結しゅうけつに向むけた交渉こうしょうを始はじめる方針ほうしんを明あきらかにしました。

そして最後さいごに「私わたしはこの交渉こうしょうが成功せいこうすると強つよく確信かくしんしている」として、電話でんわ会談かいだんに応おうじたプーチン大統領だいとうりょうに謝意しゃいを示しめしました。

その後そのご、トランプ大統領だいとうりょうはウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうとも電話でんわで会談かいだんしました。プーチン大統領だいとうりょうとの会談かいだんの内容ないようを伝つたえたということで、会談かいだん後ごのSNSへの投稿とうこうでは「ゼレンスキー大統領だいとうりょうもプーチン大統領だいとうりょうと同おなじく平和へいわを望のぞんでいる」としています。

トランプ大統領だいとうりょう「そう遠とおくない将来しょうらい 停戦ていせんが実現じつげんすると思おもう」

トランプ大統領だいとうりょうはロシアのプーチン大統領だいとうりょうと電話でんわ会談かいだんしたあと、大統領だいとうりょう執務しつむ室しつで記者きしゃ団だんに対にたいし「われわれは1時間じかん以上いじょう、協議きょうぎした。平和へいわに向むかっていると思おもう。プーチン大統領だいとうりょうは平和へいわを求もとめているし、ゼレンスキー大統領だいとうりょうも、私わたしも平和へいわを求もとめている」と述のべました。

そして、「プーチン大統領だいとうりょうとは主おもに電話でんわでやりとりした上うえで最終さいしゅう的てきに会談かいだんすることになるだろう。おそらくサウジアラビアで最初さいしょの会談かいだんが行おこなわれることになるだろう」と述のべ、対面たいめんでの会談かいだんの実現じつげんに意欲いよくを示しめしました。

また記者きしゃ団だんに対にたいし「プーチン大統領だいとうりょうは戦闘せんとうの終結しゅうけつを望のぞんでいると言いっていた。われわれは停戦ていせんの可能かのう性せいについて話し合はなしあった。おそらく、そう遠とおくない将来しょうらい、停戦ていせんが実現じつげんすると思おもう」と述のべました。

露ろ大統領だいとうりょう府ふ“プーチン大統領だいとうりょう トランプ大統領だいとうりょうをモスクワに招待しょうたい”

ロシア大統領だいとうりょう府ふのペスコフ報道ほうどう官かんは、12日にち、ロシアの記者きしゃ団だんに対にたいし、プーチン大統領だいとうりょうとアメリカのトランプ大統領だいとうりょうが電話でんわ会談かいだんを行おこなったと明あきらかにしました。

会談かいだんは1時間じかん半はん近ちかくに及およんだとしています。

会談かいだんでは、ウクライナについても議論ぎろんされ、トランプ大統領だいとうりょうは、可能かのうなかぎり早期そうきに戦闘せんとう行為こういを停止ていしし、平和へいわ的てきな手段しゅだんによって問題もんだいを解決かいけつすることに賛成さんせいすると述のべたとしています。

一方いっぽう、プーチン大統領だいとうりょうは、紛争ふんそうの根本こんぽん原因げんいんに対処たいしょする必要ひつようがあると主張しゅちょうしたということです。

そして平和へいわ的てきな交渉こうしょうによって長期ちょうき的てきな解決かいけつに至いたるという点てんでトランプ大統領だいとうりょうと意見いけんが一致いっちしたということです。

また、プーチン大統領だいとうりょうはトランプ大統領だいとうりょうを首都しゅとモスクワに招待しょうたいしたとしていて対面たいめんでの会談かいだんの開催かいさいを含ふくめ個人こじん的てきな接触せっしょくを続つづけていくことでも合意ごういしたとしています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう“トランプ大統領だいとうりょうと電話でんわ会談かいだんした”

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは12日にち、アメリカのトランプ大統領だいとうりょうと電話でんわ会談かいだんしたことをSNSで発表はっぴょうしました。

この中なかでゼレンスキー大統領だいとうりょうは「平和へいわを実現じつげんする機会きかいについて長ながく話し合はなしあい、チームレベルで協力きょうりょくする準備じゅんびについて議論ぎろんした」とした上うえで「安全あんぜん保障ほしょう、経済けいざい協力きょうりょく、それに資源しげんのパートナーシップに関にかんする新あらたな文書ぶんしょの準備じゅんびについても話はなした」としています。

また、トランプ大統領だいとうりょうからプーチン大統領だいとうりょうと行おこなった電話でんわ会談かいだんの詳細しょうさいを共有きょうゆうされたことも明あきらかにしました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは「ウクライナほど平和へいわを望のぞんでいる国くにはない。アメリカとともに、ロシアの侵略しんりゃくを阻止そしし、永続えいぞく的てきで確実かくじつな平和へいわを確保かくほするための次つぎのステップを計画けいかくしている」と述のべた上うえで今後こんごも連絡れんらくを取り合とりあい、次つぎの会談かいだんを計画けいかくすることでトランプ大統領だいとうりょうと合意ごういしたことを明あきらかにしました。

トランプ政権せいけんでは、ベッセント財務ざいむ長官ちょうかんが12日にち、首都しゅとキーウでゼレンスキー大統領だいとうりょうと会談かいだんしたほか、バンス副ふく大統領だいとうりょうも14日にちにゼレンスキー大統領だいとうりょうと会談かいだんする予定よていで、ウクライナ情勢じょうせいをめぐり協議きょうぎの動うごきを加速かそくさせています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう“米べい財務ざいむ長官ちょうかんとキーウで会談かいだん”

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは12日にち、アメリカのトランプ政権せいけんの閣僚かくりょうとして初はじめてウクライナを訪おとずれたベッセント財務ざいむ長官ちょうかんと首都しゅとキーウで会談かいだんしたとSNSで発表はっぴょうしました。

このなかでゼレンスキー大統領だいとうりょうは「われわれはアメリカとのパートナーシップを重視じゅうししており、われわれの独立どくりつを守まもるための支援しえんに感謝かんしゃしている」として、アメリカと安全あんぜん保障ほしょう分野ぶんやでの協力きょうりょく拡大かくだいに取り組とりくんでいると強調きょうちょうしました。

そのうえで、「われわれはアメリカと協力きょうりょく関係かんけいを深ふかめるための提案ていあんについて話し合はなしあい、合意ごういに向むけて取り組とりくんでいる。ミュンヘン安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎまでに進展しんてんがあると期待きたいしている」と締しめくくりました。

ウクライナメディアによりますと、ベッセント長官ちょうかんは両国りょうこくの経済けいざい協力きょうりょくなどについての新あらたな協定きょうていの案あんをウクライナ側がわに示しめしたということで、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは、できるだけ早はやく署名しょめいできるよう取り組とりくみたいとしています。

各国かっこくの外相がいしょうからは

トランプ大統領だいとうりょうがプーチン大統領だいとうりょうとロシアとウクライナの戦闘せんとうの終結しゅうけつに向むけて交渉こうしょうを始はじめることで合意ごういしたと明あきらかにしたことについて、フランスやドイツなどヨーロッパ各国かっこくの外相がいしょうからは、ウクライナやヨーロッパの関与かんよなしに平和へいわを達成たっせいすることはできないといった声こえがあがっています。

フランスのパリでは、12日にち、ウクライナ支援しえんなどを話し合はなしあう外相がいしょう会合かいごうが開ひらかれていて、フランスのバロ外相がいしょうは、報道陣ほうどうじんに対にたいし「ヨーロッパの関与かんよがなければ、ウクライナで公平こうへいで恒久こうきゅう的てきな平和へいわはありえない」と述のべました。

また、ドイツのベアボック外相がいしょうは「ヨーロッパは、平和へいわがウクライナとヨーロッパ各国かっこくも加くわわることでしか達成たっせいできないことを繰り返くりかえし強調きょうちょうしなくてはならない」と述のべました。