平成元年に
運行を
始め多くの
スキー客や
観光客に
親しまれた
JR北海道のリゾート
列車「クリスタルエクスプレス」が
老朽化のために
引退することになり、
最後となった
運行を
たくさんの
ファンが
見送りました。クリスタルエクスプレスは、
JR北海道が
平成元年に
運行を
始めたリゾート
列車です。
景色を一望できるよう通常の車両よりも窓が大きく配置された独特のデザインが特徴で、主に富良野やトマムなどのスキー場や観光地を結ぶ列車として親しまれました。
車両の老朽化のため29日、最後の運行が行われることになり、出発地の札幌駅のホームには朝からたくさんの人が詰めかけました。
指定席の乗車券は発売から数日で完売しましたが、中には乗車できないにもかかわらず遠くから訪れた鉄道ファンの姿もありました。
そして、最後の日を惜しむ人が見送る中、午前9時7分の定刻に札幌駅を出発して目的地の富良野駅に向かいました。
愛知県から訪れた20歳の男性は「乗ったことはないですが、一度は生で見てみたかったので、最後の機会に来ました。デザインが魅力で大好きな車両です」と話していました。
列車は29日午後5時前に富良野駅を折り返し出発し、午後7時前に札幌駅に到着する予定です。