羽生選手は、大阪市で開かれている世界国別対抗戦でショートプログラム、フリーともに今シーズンの自己ベストを更新する演技を見せ、大会最終日の18日、エキシビションに出場するのを前に報道陣の取材に応じました。
この中で羽生選手は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことなどを理由にグランプリシリーズを欠場した今シーズンについて「自粛期間だったり、試合を辞退したりしている中でコロナがどれほど大変なのか、それとどうやって向き合っていくのか、考えながら過ごしていた。最終的に自分が応援しているのではなく応援されているんだと改めて感じた」と振り返りました。
そのうえで、演技に取り入れることを目指している4回転半のジャンプを17日の試合会場で練習したことについて「かなり成功が近くなっている状態だ。きのうは成功させることができずすごく悔しかったのでこの悔しさをバネにがむしゃらさも備えつつ冷静にいろいろなことを分析して自分の限界に挑戦したい」と話し、北京オリンピックが開かれる来シーズンに向けて意気込みを示しました。