日本新聞: 競泳萩野「与えられた1年を大切に」来年の五輪に向けて心境

競泳きょうえい萩野はぎの「与あたえられた1年ねんを大切たいせつに」来年らいねんの五輪ごりんに向むけて心境しんきょう

Jun 24, 2020 19:06

Furigana

リオデジャネイロオリンピックの金きんメダリストで、競泳きょうえいの萩野はぎの公こう介かい選手せんしゅがオンラインで取材しゅざいに応おうじ、来年らいねんに延期えんきされた東京とうきょうオリンピックに向むけて「1年ねん延のびたからこそできることが必かならずある。与あたえられた1年ねんを大切たいせつにしたい」と心境しんきょうを語かたりました。

萩野はぎの選手せんしゅは去年きょねん、不調ふちょうなどを理由りゆうに一時いちじ休養きゅうようしたあと、東京とうきょうオリンピック出場しゅつじょうを目指めざして競技きょうぎに復帰ふっきしましたが、ことしの春先はるさきにかけて思おもうような結果けっかを残のこせない大会たいかいが続つづきました。

その後そのごは、ことし4月つきに予定よていされていた東京とうきょうオリンピックの代表だいひょう選考せんこう会かいに向むけて、直前ちょくぜんまでスペインで高地こうちトレーニングを行おこない、復調ふくちょうの兆きざしをみせていたものの、帰国きこく後ごに東京とうきょうオリンピックの延期えんきが決きまりました。

萩野はぎの選手せんしゅは当時とうじの自身じしんの状態じょうたいを踏ふまえ「もし、ことしオリンピックがあったら僕ぼく自身じしんは厳きびしかったとは思おもう。ただ、延期えんきという形かたちで来年らいねん、再ふたたびチャンスをもらえることになり、また頑張がんばろうという気持きもちになった」と話はなしました。

現在げんざいはプールでの練習れんしゅうを本格ほんかく的てきに再開さいかいしているということで「ここ数すう年ねん、練習れんしゅうではできていてもレースになると、いい泳およぎができない状況じょうきょうが続つづいていた。いまは試合しあいがないからこそ、ゆっくり泳およぎについて考かんがえたり、課題かだいに真摯しんし（しんし）に向き合むきあったりでできるとプラスに考かんがえてやっている」と話はなしました。

来月らいげつ、再ふたたび開幕かいまくまで1年ねんという節目ふしめを迎むかえる東京とうきょうオリンピックに向むけては「1年ねん延のびたからこそできることが必かならずある。もう1年ねんかと思おもうのではなく、まだ1年ねんあると考かんがえて、与あたえられた1年ねんを大切たいせつにしていきたい」と決意けついを新あらたにしていました。