26日午後5時ごろ、大阪 高槻市南松原町で解体作業をしていたクレーン車が突然、倒れました。
倒れたクレーン車は道路をまたいで住宅に直撃し、警察によりますと、住宅の中にいた1歳の女の子が軽いけがをしました。
また、住宅からは一時、火が出ましたが、事故からおよそ2時間がたった午後7時前に消し止められ、警察や消防によりますと、これまでのところ、ほかにけが人は確認されていないということです。
警察は、解体工事現場の作業員から話を聞くなどしてクレーン車が倒れた状況を詳しく調べています。
現場は阪急京都線の高槻市駅から東におよそ500メートルの幹線道路沿いにあるビルや住宅が立ち並ぶ場所で、関西電力によりますと、現場の周辺では、午後6時半の時点で、およそ180戸が停電しているということです。
近所の住民は
現場の近くに住む男性は「いきなりドンという音がしてすぐに停電になった。最初は地震か何かかと思い見に来てみたらクレーンが家に突っ込んでいた。最初は煙が出ているだけだったが、そのうちに火が出てきた。風はあったがクレーンが倒れるような風ではなかった。近くでこんなことが起きて怖いです」と話していました。
現場の近くに住む女性は「バーンというものすごい音がして揺れました。クレーンのことはふだんから怖いと思っていたので、すぐにあのクレーンだと分かりました。つぶれた家は新築で、引っ越してきたばかりと聞いています。住んでいる人がどうなったのか心配です」と話していました。