将棋の
藤井聡太七段が、
自身初のタイトル
獲得に
挑む「
棋聖戦」
五番勝負の
第2
局が28
日東京で
行われ、
藤井七段は
初戦に
続いて
渡辺明三冠を
破って2
連勝して、
史上最年少でのタイトル
獲得に
王手をかけました。
藤井聡太七段(17)は、
史上最年少で
挑む初めての
タイトル戦「
棋聖戦」の
五番勝負で、タイトルを
持つ渡辺明三冠(36)を
相手に
今月8
日の
初戦を
制し、28
日東京の
将棋会館で
第2
局に
臨みました。
藤井七段は、タイトル戦では初めて和服姿で登場し、対局は午前9時から渡辺三冠の先手で行われました。
藤井七段は、互いに激しく攻め合う展開となる中、正確な指し手で優勢に持ち込み、午後6時38分、90手までで渡辺三冠を投了に追い込みました。
2連勝となった藤井七段は、早くも自身初のタイトル獲得に王手をかけ、今後、残る3回の対局で1勝を挙げれば、史上最年少での獲得を果たすことになります。
対局のあと藤井七段は「ここまでは、うまく指せていると思います。五番勝負は5局で1つの勝負だと思っているので、次も今までと変わらない気持ちで臨みたいです」と意気込みを語っていました。
また、和服で臨んだことについて「和服は長時間の対局では初めてで、どんな感じかわかりませんでしたが、思ったよりも快適でふだん通りに指せました」と話していました。
一方、連敗を喫した渡辺三冠は「均衡が取れるように指していたつもりでしたが、一気にバタバタとだめになってしまいました」と、28日の対局を振り返ったうえで「今回は差がついてしまったので、もう少しいい将棋を指さないといけないと思います」と話していました。
五番勝負の第3局は、7月9日に東京で行われます。