今回の
記録的な
豪雨で、
熊本県内の
道路や
橋など土木施設の
被害額は、
これまでに
判明しただけで1300
億円を
超えることが
分かり、
県は「
熊本地震に
匹敵する」としています。
これは20
日に、
熊本県庁で
開かれた
県の
対策本部の
会議の
中で
明らかにされました。
それによりますと今回の記録的な豪雨で、県内では道路や橋など公共的な土木施設の被害が相次ぎ、県が被害額を調べた結果、これまでに判明しただけで1352億円に上っています。
地域別に見ますと、八代市や人吉市、それに球磨村などを管轄する県南広域本部管内が1221億円と、およそ90%を占めています。
さらに、荒尾市や阿蘇市などを管轄する県北広域本部管内が97億円、天草市などを管轄する天草広域本部管内が28億円、熊本市などを管轄する県央広域本部管内が6億円となっています。
4年前の熊本地震では土木施設の被害額は、発生からおよそ1か月後の時点で1379億円でした。
今回は2週間余りで1300億円を超え、県は今後の調査によっては、さらに増える可能性があり「熊本地震に匹敵する」としています。
熊本県の蒲島知事は、会議のあとの会見で「復興には道路や河川などインフラの復旧が不可欠だ。全力で復旧に取り組む」と述べました。