家庭で
消費するモノや
サービスの
値動きを
見る先月・6
月の
消費者物価指数は、
去年の
同じ月と
比べて
横ばいとなりました。
これまで2
か月連続で
マイナスとなっていましたが、
ガソリン価格が
持ち直してきているため、
下げ止まった
形です。
総務省が
発表した
先月の
消費者物価指数は、
生鮮食品を
除いた
指数が2015
年を100として101.6となり、
去年の
同じ月と
比べて
同水準、
横ばいとなりました。
指数は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に原油価格が下落したため、ことし5月まで2か月連続でマイナスでしたが、6月は下げ止まった形です。
これは、原油価格がその後、上昇傾向に転じ、ガソリンなどエネルギー関連の価格の下落幅が縮小したためです。
このほか、ホテルなどの宿泊料はマイナス6.6%となり、外国人旅行者が激減し、需要が落ち込んでいる影響が出ています。
一方、外食や菓子類など生鮮食品を除く食料はプラス1.2%となったほか、家庭用の耐久財もエアコンが上昇したためプラス2.5%となりました。
総務省は「原油価格が上昇傾向になったことで物価は下げ止まった。今後もエネルギー価格の動向を中心に注視していく」と話しています。