日本新闻: 4～6月GDP 年率－28.1％最大落ち込みの速報値から下方修正

4～6月つきGDP 年率ねんりつ－28.1％最大さいだい落ち込おちこみの速報そくほう値ちから下方かほう修正しゅうせい

Sep 8, 2020 11:09

Furigana

内閣ないかく府ふは、ことし4月つきから6月つきまでのＧＤＰじ-でぃ-ぴ-＝国内こくない総そう生産せいさんの改定かいてい値ちを発表はっぴょうし、年率ねんりつに換算かんさんした実質じっしつの伸のび率りつがマイナス28.1％となりました。

最大さいだいの落ち込おちこみとなった速報そくほう値ちのマイナス27.8％から下方かほう修正しゅうせいされ、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうの大おおきさを改あらためて示しめす結果けっかとなりました。内閣ないかく府ふは、ことし4月つきから6月つきまでのＧＤＰじ-でぃ-ぴ-の改定かいてい値ちを発表はっぴょうし、物価ぶっかの変動へんどうを除のぞいた実質じっしつの伸のび率りつが前まえの3か月かげつと比くらべてマイナス7.9％となりました。

年率ねんりつに換算かんさんするとマイナス28.1％となり、リーマンショック後ごの2009年ねん1月つきから3月つきの落ち込おちこみ幅はばを超こえて最大さいだいの下落げらくとなった速報そくほう値ちのマイナス27.8％から下方かほう修正しゅうせいされました。

これは最新さいしんの統計とうけいを反映はんえいした結果けっか、企業きぎょうの「設備せつび投資とうし」が速報そくほう値ちのマイナス1.5％からマイナス4.7％に、「住宅じゅうたく投資とうし」もマイナス0.2％からマイナス0.5％に下方かほう修正しゅうせいされたためです。

一方いっぽう、ＧＤＰじ-でぃ-ぴ-の半分はんぶん以上いじょうを占しめる「個人こじん消費しょうひ」はマイナス8.2％からマイナス7.9％に上方かみがた修正しゅうせいされました。

足元あしもとの7月つきから9月つきまでのＧＤＰじ-でぃ-ぴ-について、民間みんかんの調査ちょうさ会社かいしゃの間までは、伸のび率りつがプラスに転てんじるという予測よそくが多おおくなっていますが、感染かんせん拡大かくだいの収束しゅうそくが見通みとおしにくい中なか、景気けいきの本格ほんかく的てきな回復かいふくには時間じかんがかかりそうです。

菅かん官房かんぼう長官ちょうかん「厳きびしい状況じょうきょう対策たいさく迅速じんそくに」

菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「依然いぜんとして厳きびしい状況じょうきょうだ。まずは雇用こようを守まもり、事業じぎょうを継続けいぞくしていくことが大事だいじで、持続じぞく化か給付きゅうふ金きんや雇用こよう調整ちょうせい助成じょせい金きんなどの対策たいさくのほか、『ＧｏＴてぃ-ｏお-キャンペーン』により、観光かんこうなど、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいでダメージを受うけた多おおくの方々かたがたを支援しえんしている。今後こんごとも、状況じょうきょうを踏ふまえ、必要ひつような対策たいさくを迅速じんそくにうっていきたい」と述のべました。

西村にしむら経済けいざい再生さいせい相しょう “デジタル化かの投資とうしを支援しえん”

ことし4月つきから6月つきまでのＧＤＰじ-でぃ-ぴ-＝国内こくない総そう生産せいさんがマイナス28.1％に下方かほう修正しゅうせいされたことについて、西村にしむら経済けいざい再生さいせい担当たんとう大臣だいじんは、閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「新型しんがたコロナウイルスによる企業きぎょう収益しゅうえきの悪化あっかや先行さきゆきの不透明ふとうめい感かんの高たかまりを背景はいけいに、設備せつび投資とうしが下方かほう修正しゅうせいされたことが主おもな要因よういんだ」と述のべました。

そのうえで「通信つうしん機器ききやデータセンター向むけなどの前向まえむきな設備せつび投資とうしの動うごきも出でてきていて、デジタル化かの流ながれが回復かいふくのけん引けんいん役やくになればと期待きたいしている。前向まえむきな投資とうしに対にたいしては、税制ぜいせいや補助ほじょ金きんなどさまざまな形かたちでしっかり応援おうえんしていきたい」と述のべ、政府せいふとしてデジタル化かのための投資とうしを支援しえんしていく考かんがえを強調きょうちょうしました。