日本新聞: 上智大学生殺害から24年恩師 “一日も早く解決を”

上智じょうち大学生だいがくせい殺害さつがいから24年ねん恩師おんし “一いち日にちも早はやく解決かいけつを”

Sep 8, 2020 05:09

Furigana

平成へいせい8年ねんに東京とうきょう・葛飾かつしか区くで上智じょうち大学だいがくの学生がくせいだった小林こばやし順子じゅんこさんが殺害さつがいされた事件じけんは未み解決かいけつのまま、9日にちで24年ねんになります。

当時とうじ、大学だいがくで順子じゅんこさんに英えい文学ぶんがくを教おしえていた教授きょうじゅが初はじめて取材しゅざいに応おうじ、「世界せかいに羽はばたく前まえに命いのちを絶たたれたことが本当ほんとうに残念ざんねんだ」として事件じけん解決かいけつを強つよく訴うったえました。

上智じょうち大学だいがく外国がいこく語ご学部がくぶの4年生ねんせいだった小林こばやし順子じゅんこさん（当時とうじ21）。

平成へいせい8年ねんの9月つき9日にち、東京とうきょう・葛飾かつしか区くの自宅じたくにいたところを何者なにものかに刃物はもので殺害さつがいされ、さらに住宅じゅうたくが放火ほうかされました。

アメリカに留学りゅうがくする2日にち前まえの出来事できごとでした。

当時とうじ、大学だいがくの講師こうしで今いまも教授きょうじゅを務つとめる東郷とうごう公徳きみのりさんは順子じゅんこさんが入学にゅうがくした年としから英文えいぶん学がくの授業じゅぎょうを担当たんとうしていました。

明あかるい人柄ひとがらや下級生かきゅうせいの面倒めんどうを見みる姿すがたなどが強つよく印象いんしょうに残のこっているといいます。

東郷とうごうさんは、「真面まほ目めで親したしみやすく下町したまち出身しゅっしんの学生がくせいといった感かんじで多おおくの友達ともだちに慕したわれていました」と振り返ふりかえっていました。

そして、「将来しょうらいの夢ゆめはジャーナリストになることだと聞きいていましたが、世界せかいに羽はばたく前まえに命いのちを絶たたれたことは本当ほんとうに残念ざんねんで、本人ほんにんも無念むねんだったろうと思おもいます。順子じゅんこさんに留学りゅうがくに行いかせてあげたかったし本人ほんにんも行いきたかったでしょう」と話はなしていました。