5日正午すぎ、
神奈川県藤沢市の
小田急・
江ノ島線の
駅で
重さおよそ10
キロの
鉄製の
屋根の
部材2本がホームに
落下し、
このうち1本がはずみで
客の
男性に
当たりました。けがはなかったということで、
小田急電鉄は
固定する
金具の
劣化が
原因とみて
調べています。
小田急電鉄によりますと
5日正午すぎ、
小田急・
江ノ島線長後駅の
上り線のホームで
鉄製の
屋根の
部材、
2本がはがれ
落ち、このうち1本が
落下のはずみで、
近くにいた
客の20
代の
男性の
左ひざに
当たったということです。
男性は病院に搬送されましたがけがはありませんでした。
落ちた鉄製の部材は屋根の軒先に取り付けられていたもので、いずれも縦25センチ、横10センチ、長さが4メートルで重さは10キロあるということです。
この影響で小田急・江ノ島線は長後駅の安全点検のため大和駅と藤沢駅の間の上下線でおよそ1時間、運転を見合わせました。
落下した鉄製の部材を固定する金具はことし4月の点検では異常は見つからなかったということですが、列車が通過した際に落下したことなどから小田急電鉄は固定する金具の劣化が原因とみて調べるとともに、6日以降、同じ部材を使用する駅で緊急点検を実施することにしています。
小田急電鉄は「駅をご利用の皆様にご迷惑とご心配をかけ深くおわび申し上げます」とコメントしています。