先月20
日、
山手線など首都圏の6つの
路線が
停電で4
時間余り運転できなくなった
トラブルでは、
車内に
閉じ込められたすべての
乗客が
最寄りの
駅に
避難するまでに
最大で3
時間かかり、JR
東日本が
当時の
対応を
検証しました。
その結果、停電の復旧作業を行っている間、早期に復旧ができなかった場合に備えた乗客への対応の準備を進めておらず、トラブル発生から50分がたってから、早期復旧を諦めて乗客を降ろす指示をしたということです。
そして、指示があってから避難誘導の準備を始めたため、実際に乗客が車両から降り始めるまでに、さらに40分余りかかったということです。
こうした対応が乗客を長時間車内に閉じ込めることになった主な要因だったとして、JR東日本は、復旧作業と並行して避難誘導の準備を始めることや、乗客を降車させる判断についても短縮を図るなどの改善策をまとめ、近く国土交通省に報告することにしています。