日本新聞: 山梨女児行方不明 “美咲の骨ではないと思う” 母親が現場に

山梨やまなし女児じょじ行方ゆくえ不明ふめい “美咲みさきの骨ほねではないと思おもう” 母親ははおやが現場げんばに

Apr 28, 2022 18:04 4

Furigana

小倉おぐら美咲みさきさん（9）の母親ははおやの小倉おぐらとも子ともこさんが28日にち午後ごご、山梨やまなし県けん道志どうし村むらの捜索そうさく現場げんばを訪おとずれました。小倉おぐらさんは「2年ねん7か月かげつ、美咲みさきが無事ぶじに戻もどってくると信しんじて探さがしてきたので、今回こんかい見みつかった人ひとの骨ほねは美咲みさきのものではないと思おもっています」と話はなしました。

小倉おぐらとも子ともこさんは午後ごご1時じすぎ、3年ねん前まえに美咲みさきさんの行方ゆくえが分わからなくなったキャンプ場じょうに到着とうちゃくし、警察けいさつの捜索そうさくが行おこなわれている現場げんばの手前てまえの規制きせい線せんまでの数すう百ひゃくメートルを美咲みさきさんが大切たいせつにしていた犬いぬのぬいぐるみを持もちながら歩あるきました。

歩あるきながら、足元あしもとや道みちの脇わきにある斜面しゃめんを確認かくにんするなどしていました。

そして現場げんばの手前てまえまで到着とうちゃくすると、捜索そうさくが行おこなわれている道みちの先さきをまっすぐに見据みすえ、時折ときおり、涙なみだをこらえるように上うえを向むいていました。

小倉おぐらさんは「やはりキャンプ場じょうにくるとあの日ひのことを思い出おもいだすし、美咲みさきの笑顔えがおを思い出おもいだすので、胸むねが苦くるしくなりました。もしかしたら、この道みちを歩あるいたんじゃないかと思おもって、耐たえられなくなりました」と心境しんきょうを話はなしました。

キャンプ場じょうから現場げんばの手前てまえまで歩あるいた印象いんしょうについては「すごい距離きょりを歩あるいてきたので、ここまで娘むすめが1人にんで来きたのは考かんがえづらいと母親ははおやとして思おもいました。かなりデコボコな砂利じゃり道どうがあり、私わたしも石いしにつまずいたりしてここまで来きました。足あしの小ちいさい娘むすめが怖こわい思おもいをしながら、こんな奥おくまで来くるだろうかという思おもいがしました」と話はなしていました。

そして、「これまでこの付近ふきんにも何なん度どか足あしを運はこんでいます。この先さきはもっと斜面しゃめんが急きゅうなので、絶対ぜったい美咲みさきが入はいるわけがないと思おもっています。私わたしとしては、2年ねん7か月かげつ、美咲みさきが無事ぶじに戻もどってくると信しんじて探さがしてきたので、今回こんかい見みつかった人ひとの骨ほねは美咲みさきのものではないと思おもっています」と話はなしました。

また「この付近ふきんに人ひとの骨ほねがあったことは確たしかなので、いろんな思おもいが込み上こみあげてきて、この場ばに立たったときに涙なみだがあふれてしまいました」と息いきを詰つまらせるようにしながら話はなしていました。