関係者によりますと、
流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、11
日、
臨時の
取締役会を
開き、
主力のコンビニ
事業に
経営資源を
集中する
一環として、
傘下の
大手デパート「そごう・
西武」のすべての
株式を
アメリカの
投資ファンド「フォートレス・インベストメント・
グループ」に
売却することを
決めました。
投資ファンドに対しては、家電量販店、ヨドバシカメラの持ち株会社の「ヨドバシホールディングス」が2000億円を超える規模の買収資金の多くを拠出して東京 池袋の旗艦店など一部の店舗を取得し、家電量販店を展開する方針です。
そごう・西武は、現在、首都圏を中心に10店舗を展開していますが、ネット通販の台頭などに加え、コロナ禍の影響も受けて、3年連続の最終赤字に陥っていました。
かつて小売りの盟主と言われたデパート業界の一角の店舗を異業種の家電量販店が取得する形となり、業界再編が進んできたデパート業界の構図がさらに変わることになります。