日本新聞: 米 10月の消費者物価指数 7.7％上昇円相場一時141円台後半に

米べい 10月つきの消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすう 7.7％上昇じょうしょう円えん相場そうば一時いちじ141円えん台だい後半こうはんに

Nov 11, 2022 00:11 4

Furigana

アメリカの先月せんげつの消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすうが発表はっぴょうされ、前まえの年としの同おなじ月つきと比くらべて7.7％の上昇じょうしょうとなりました。上昇じょうしょう率りつは8か月かげつぶりに8％を下回したまわり、大幅おおはばな利上りあげを続つづけているFRB＝連邦れんぽう準備じゅんび制度せいど理事りじ会かいの今後こんごの政策せいさく判断はんだんにも影響えいきょうを及およぼしそうです。

これはアメリカ労働省ろうどうしょうが10日にちに発表はっぴょうしたものです。

それによりますと先月せんげつの消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすうは前まえの年としの同おなじ月つきと比くらべて7.7％の上昇じょうしょうとなりました。

上昇じょうしょう率りつは前まえの月つきより縮小しゅくしょうして、ことし2月つき以来いらい、8か月かげつぶりに8％を下回したまわりました。

7.9％程度ていどを見込みこんでいた市場しじょう予想よそうも下回したまわりました。

また変動へんどうの大おおきい食品しょくひんやエネルギーを除のぞいた物価ぶっか指数しすうも前まえの年としの同おなじ月つきと比くらべて6.3％の上昇じょうしょうと、上昇じょうしょう率りつが前まえの月つきより縮小しゅくしょうしました。

アメリカではエネルギー価格かかくの上昇じょうしょうに加くわえて、深刻しんこくな人手ひとで不足ふそくを背景はいけいに、賃上ちんあげ競争きょうそうを繰り広くりひろげる企業きぎょうの間まで人件じんけん費ひの増加ぞうか分ぶんを物価ぶっかに転嫁てんかする動うごきが続つづいてきました。

中央ちゅうおう銀行ぎんこうにあたるFRBは来月らいげつ、金融きんゆう政策せいさくを決きめる会合かいごうを開ひらきますが、今回こんかいの統計とうけいを受うけて利上りあげ幅はばや利上りあげのペースをどのように判断はんだんするのかが注目ちゅうもくされます。

米べい利上りあげペース減速げんそくの見方みかた強つよまり円えん相場そうば 141円えん台だい後半こうはんに

アメリカの先月せんげつの消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすうが8か月かげつぶりに8％を下回したまわったことで、10日にちのニューヨークの外国がいこく為替かわせ市場しじょうではアメリカの利上りあげペースが減速げんそくするとの見方みかたが強つよまり、円えん高だかが進すすんでいます。

円えん相場そうばは一時いちじ、1ドル＝141円えん台だい後半こうはんまで、統計とうけいの発表はっぴょう前まえから4円えん以上いじょう値上ねあがりして取り引とりひきされています。

NYダウ一時いちじ 900ドル超ちょうの上げ幅あげはば

10日にちのニューヨーク株式かぶしき市場しじょうは取り引とりひき開始かいし直後ちょくごから買かい注文ちゅうもんが膨ふくらみ、ダウ平均へいきん株価かぶかの上げ幅あげはばは一時いちじ、900ドルを超こえる展開てんかいとなりました。

この日ひ、発表はっぴょうされたアメリカの先月せんげつの消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすうが8か月かげつぶりに8％を下回したまわり、市場しじょう予想よそうも下回したまわったことで、アメリカの利上りあげペースが減速げんそくするとの見方みかたから景気けいきが冷え込ひえこむことへの懸念けねんが和やわらぎました。