77
人が
亡くなった
広島市の
土砂災害から20
日で
4年です。
大きな
被害が
出た
広島市安佐南区では
慰霊祭が
行われ、
4年前の
犠牲者を
悼むとともに
先月の
豪雨で
亡くなった
人たちにも
祈りをささげました。
平成26
年8月20
日の
広島市の
土砂災害では、
集中的な
豪雨によって
市内166
か所で
土石流や
がけ崩れが
発生し、
災害関連死を
含めて77
人が
犠牲になりました。
災害から4年となる20日、大きな被害が出た安佐南区の梅林小学校では校内にある慰霊碑の前で慰霊祭が行われ、地域の住民や遺族などおよそ100人が参列しました。
はじめに、4年前の犠牲者と先月の豪雨で亡くなった人たちに全員で黙とうをささげました。
このあと広島市の松井市長は「先月の豪雨では市内で23人の尊い命が失われ誠に残念でなりません。多くの人が確実に避難を行える方策を検討し、災害に強いまちづくりに向けた取り組みを全力でやっていく決意です」と述べました。
参列した人たちは慰霊碑に設けられた献花台に1人ずつ花を手向け静かに祈りをささげていました。
75歳の母親を亡くした服部靖子さん(56)は「先月の豪雨災害を見ていて『どうしてまた』と感じます。常に情報にアンテナを張り意識しておくしかないと思います」と話していました。
広島市では、先月の豪雨で避難指示や避難勧告が出された地域でも犠牲者が出ていて、いかに住民に避難してもらうかが大きな課題となっています。